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※本作品の作者は、この作品において自演コメントなどは一切しておりません。ご理解の程宜しくお願いします。

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異世界から帰ってきたら、最強になったことに気づいてしまいました。

#10

第二章『最後の晩餐』四話「上級者の呪い」

海渡『[漢字]地獄への招待状[/漢字][ふりがな]ヘルズクレスト[/ふりがな]』

俺が放った魔法は、地獄への招待状。文字通りだ。こいつを地獄に招待した。

【っ…よくもこのっ…!】

海渡『君は手を封印されているが、どうやって攻撃するのかな?どうせ遠隔だし、俺の近くにもいない君が、どうやって攻撃するか。』

【舐めるな舐めるな!あたしは上級魔物だぞっ!!えやっ!!】

上級魔物は、手ではなく、足で攻撃してきた。さっきから手とか足とか言っているが、玄関のドアに生えているだけで、実物の上級魔物はいない。厄介だなぁ。

海渡『[漢字]施錠[/漢字][ふりがな]ロック[/ふりがな]』

勿論、足も施錠した。

【くそっ、くそっ!!上級者でもないお前が何故あたしを…!】

海渡『俺は上級者レベルじゃない。俺は強くない。でも、あなたが上級魔物レベルぐらいじゃなかったってことになるんじゃないかな?自称上級魔物さん。』

【な…!…こいつに構っても仕方ない。お前なら確かに攻撃できるが、上級魔物の怖さも知らない、あの子供の人間に攻撃したら、どうなるだろうなぁ??はははっ!!】

海渡『ふ〜ん…』

正直動揺はしていなかったが、攻撃されたら俺が一から説明とかめんどくさくないか???

【じゃあ攻撃してこよw、その手があったか。】

海渡『じゃあその前に倒すのがいいんじゃないか?君は今地獄にいるから、倒すのも簡単。地獄の悪魔。やっちゃって。』

【え?え?ぎゃあああああ!!】

そして声が途切れた。聞こえなくなった。

海渡『ラッキー。』

地獄で楽しく暮らしてるかな。想像してるほど苦笑いする。

これで一安心だと思っていた。黒い影が、みんながいる寝室の方へ動いている。

黒い影が動く?全身が黒かった。今動いていたのは生き物だ。そして、黒い生き物なんてこの世界にいることは聞いたことがない、ということは…

異世界の生き物?

俺は寝室に急いだ。生き物にもしかしたら襲われるのでは?とも思っていたし、さっき寝室から出る理由をお手洗いと言ってしまった。少し遅いと感じているだろう、違和感を感じさせたくはない、後から面倒だからね。

俺は寝室に行った。黒い生き物は寝室の中にいた。みんなは黒い生き物を見つめている。そして、裕太が俺に話しかけた。

裕太『な、なあ、これ海渡の友達…?』

海渡『違う。』

あかり『え、なに?あれ…!』

黒い生き物は、あかりに近づく。

健二『なっ、あかりさん!!すみません!あかりさんに、近づかないでください!』

黒い生き物は、健二の話を一切聞かず、あかりに近づいた。

あかり『ぇ…なんなの…!?』

黒い生き物『キミはイラナイ子。』

黒い生き物が喋った。明らかに違和感があった。

黒い生き物は、異世界語を喋っている。俺が今翻訳したが、少しやばそうだ。

俺は魔法を使った。勿論黒い生き物に。

海渡『クリーン』

クリーンの魔法の効果は、清潔な服装にすること。でもそれだけじゃない。

綺麗にすること、も含まれる。

黒い生き物の黒いものが、溶けていく。

そして黒いものが完全に溶け、顔が見えた。

海渡『ん…?アリルエル・クラレス…!?』

異世界の上級者の一人。アリルエル・クラレスだった。

アリルエル『究極の美味はドコダ。』

海渡『[漢字]索敵[/漢字][ふりがな]サーチ[/ふりがな]』

俺は魔法を使う。索敵の効果は、まず相手を知ることが可能だ。まあさらに高度なことをすると、半径50mの範囲内の中に、武器を持っている人が何人か、そして種類などがわかる。

今回は、相手を知ることだけを使う。高度なことは今はしない。相手の個人情報や今の機嫌、病気を患っているか、色々わかる。

……アリルエル様は、"呪い"かかっている。


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作者メッセージ

『異世界から帰ってきたら、最強になったことに気づいてしまいました。』が、全章合わせて合計10話目を達成いたしました!
まずここまで読んでいただいた方、ありがとうございます!
引き続き、『異世界から帰ってきたら、最強になったことに気づいてしまいました。』をよろしくお願いします!

2023/05/03 22:49

縺薙≠繧九s ID:≫27evm3JIE6UMU
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