【完結済み】漆黒の大賢者様
ウトト『ランヌ!?』
ランヌ『いっ…』
ランヌは苦しそうな顔で、息が荒い。そして息をするのが困難かのように、ランヌは自分の両手で首を掴む。
そりゃそうだ。無理するからだ。でも、この状況で助けないという選択肢はない。私たちの仲間だからである。仲間を見捨てるなんてことはできない。
もちろん、ヒューイのこともね。
ウトト『まずは回復魔法をかけないといけませんわ!』
アリス『ウトト、回復魔法得意?苦手だったら私やるけど!』
ウトト『できますわそれぐらい!無属性・治癒!』
アリス『ならよかった。でも二人でやれば回復力も早いかも…!』
私はウトトにそう言ったが、私の拘束魔法で動けなくなっていたヒューイが、私に声をかけた。
ヒューイ『[太字][下線]それじゃあ無理だ。[/下線][/太字]』
!!
ヒューイ『ははっ、やっぱり僕はおかしいみたいだね。』
ヒューイ『[太字][下線]僕の悪魔が、自分自身で制御できずに暴れている。[/下線][/太字]』
アリス『ヒューイ…?』
ヒューイは動けなかったが、声を発することができた。ヒューイは私に笑顔で話しかけた。いつものヒューイのような感じがした。これが本当のヒューイなのか、私が知っているヒューイなのかはわからない。
ヒューイ『ランヌの脳への攻撃の方が強くて、回復力が負けている。今の回復力じゃ、[太字][大文字][下線][大文字]ランヌを救えない。[/大文字][/下線][/大文字][/太字]』
ウトト『えっ…、じゃあど、どうすればいいんですの!?』
ヒューイ『答えは簡単だ。アリス、拘束魔法を外してくれ。』
私は絶対に助けてくれると思い、ヒューイを信じて魔法を解除した。
ヒューイ『[太字][大文字]漆属性・制御[/大文字][/太字]』
ヒューイ『これで、脳への攻撃を抑えることができる。制御していくうちに、攻撃も収まるだろう。諦めが悪いわけじゃないんだから。』
ウトト『あなたは一体…?敵なんですの…?』
アリス『敵じゃないよウトト。』
私はウトトにそう言った。だって…、
アリス『ヒューイは私のこと好きだからねww (微笑)』
ヒューイ『…え。』
ウトト『ぷっ…(笑)』
ヒューイ『えっ、ちょ、アリス!?何言って…って、笑わないでください!!君たちがSランク以上だからって容赦は…』
アリス『[大文字][太字][下線]やっと戻った。[/下線][/太字][/大文字]』
私はそう言って、ヒューイに笑いかけた。ヒューイは動揺したのか、魔法が少しブレた。
ヒューイは私の言葉を待つように私を見つめた。どうやら驚いてるようで、全然魔法の方に集中できていない。
アリス『ほら、魔法に集中しなきゃ。』
ヒューイ『えっ、さっきの冗談は…?』
アリス『まあ[下線]逆にすれば正解[/下線]だったかもね。』
ヒューイ『逆…?』
ヒューイは上を見上げた。空はもう夕暮れで、雲がゆっくりと流れている。太陽はおやすみの時間、月は太陽とバトンタッチをするようにおはようを言う時間。
ヒューイは理解したのか、答えはあえて言わなかった。そしてヒューイはこう言った。
ヒューイ『じゃあその逆から、さらに逆の逆の逆の逆の逆にしてみる?それが僕からのメッセージ。』
アリス『え、なんて言った!?逆の逆の…んん?』
ウトト『…ちょっと、勝手にイチャイチャしないでもらえるかしら!?(怒)』
[水平線]
[中央寄せ][大文字]【22XX年のとある日__】[/大文字][/中央寄せ]
アリス(新校長)『今、校長の座は我に!!!』
オルト(元校長)『うわああああああ!!!』
カイ『こいつらマジでなんなんだよ。』
アリス『スターロード学園、征服だあぁぁぁ!!』
[中央寄せ]Name『[太字]アリス・ファーレイト[/太字]』[/中央寄せ]
[中央寄せ]別名『[太字]純白の大賢者[/太字]』[/中央寄せ]
[中央寄せ]年齢『[太字]25歳[/太字]』[/中央寄せ]
[中央寄せ]Rank『[太字]Zランク[/太字]』[/中央寄せ]
カイ『あのね、世界征服みたいなことはしないからアリス。』
[中央寄せ]Name『[太字]カイ・エルカル[/太字]』[/中央寄せ]
[中央寄せ]別名『[太字]青竹の大賢者[/太字]』[/中央寄せ]
[中央寄せ]年齢『[太字]25歳[/太字]』[/中央寄せ]
[中央寄せ]Rank『[太字]Sランク[/太字]』[/中央寄せ]
フワリ『ふわ〜、スターロード学園、久しぶりだなぁ〜』
[中央寄せ]Name『[太字]フワリ・プレットパレイ[/太字]』[/中央寄せ]
[中央寄せ]別名『[太字]菖蒲の大賢者[/太字]』[/中央寄せ]
[中央寄せ]年齢『[太字]25歳[/太字]』[/中央寄せ]
[中央寄せ]Rank『[太字]Sランク[/太字]』[/中央寄せ]
アリス『まずは生徒を従わせ…』
カイ『怖いこと言わないでくれアリス。』
私は悪いことを企んでいるわけじゃない。決して、決して…。((
とりあえず私は校長になってみたのである。というか、なってみたかったのだ。
the 校長…!!
カイ『あ、やっときたよ。[下線]新郎新婦[/下線]たちが。』
ウトト『お待たせしましたわ〜!!』
[中央寄せ]Name『[太字]ウトト・マーシャリア[/太字]』[/中央寄せ]
[中央寄せ]別名『[太字]紫紺の大賢者[/太字]』[/中央寄せ]
[中央寄せ]年齢『[太字]27歳[/太字]』[/中央寄せ]
[中央寄せ]Rank『[太字]Sランク[/太字]』[/中央寄せ]
ランヌ『ネクタイの色選んでたら、時間かかっちまったぜ…。』
[中央寄せ]Name『[太字]ランヌ・ディアンセル[/太字]』[/中央寄せ]
[中央寄せ]別名『[太字]若緑の大賢者[/太字]』[/中央寄せ]
[中央寄せ]年齢『[太字]28歳[/太字]』[/中央寄せ]
[中央寄せ]Rank『[太字]Sランク[/太字]』[/中央寄せ]
カイ『時間かかりすぎでしょランヌ…。』
ランヌ『そういえば、アリスちゃんはヒューイと付き合ったんじゃねえの??』
アリス『え、無理無理。今じゃあ無理。(即答)』
ランヌ『俺引かれた??(困惑)』
まあヒューイは、今二つの大きな試練があるからなぁ…。
私は久しぶりの仲間たちと合流することができた。
フワリ『そういえば、なんで校長になったの〜?純白の大賢者だから、パトロールとかもっと正義らしいことやればいいのに〜』
オルト『なんで校長になろうって思ったんだよ…(泣)。…まあでもなれると思ってた…』
アリス『う〜ん…、私はここで帰りを待とうかなって。』
[水平線]
ヒューイ『…、[太字]今の漆黒の大賢者様は悪人じゃないって認めてもらうこと[/太字]、[太字]プロポーズをもっとカッコよくしてくること[/太字]。』
ヒューイ『やっぱりあの唐突なプロポーズはダメだったか…。二つとも難しいなぁ。大きな試練だね本当に。』
[中央寄せ]Name『[太字]ヒューイ・アルカネット[/太字]』[/中央寄せ]
[中央寄せ]別名『[太字]漆黒の大賢者[/太字]』[/中央寄せ]
[中央寄せ]年齢『[太字]21歳[/太字]』[/中央寄せ]
[中央寄せ]Rank『[太字]Xランク[/太字]』[/中央寄せ]
ヒューイ『いやぁ、でも純白の大賢者様がZランクだから、漆黒の大賢者様も特定のランクがあるのかなって思ったら、やっぱりあったんだね。Xランク。』
ヒューイ『でも昔は都市伝説みたいに使われて、よくドッキリとかに使われてたみたい。』
ヒューイ『絶対に試練をクリアして見せるからね、アリス。』
[水平線]
『漆黒の大賢者様』本編完結。
ランヌ『いっ…』
ランヌは苦しそうな顔で、息が荒い。そして息をするのが困難かのように、ランヌは自分の両手で首を掴む。
そりゃそうだ。無理するからだ。でも、この状況で助けないという選択肢はない。私たちの仲間だからである。仲間を見捨てるなんてことはできない。
もちろん、ヒューイのこともね。
ウトト『まずは回復魔法をかけないといけませんわ!』
アリス『ウトト、回復魔法得意?苦手だったら私やるけど!』
ウトト『できますわそれぐらい!無属性・治癒!』
アリス『ならよかった。でも二人でやれば回復力も早いかも…!』
私はウトトにそう言ったが、私の拘束魔法で動けなくなっていたヒューイが、私に声をかけた。
ヒューイ『[太字][下線]それじゃあ無理だ。[/下線][/太字]』
!!
ヒューイ『ははっ、やっぱり僕はおかしいみたいだね。』
ヒューイ『[太字][下線]僕の悪魔が、自分自身で制御できずに暴れている。[/下線][/太字]』
アリス『ヒューイ…?』
ヒューイは動けなかったが、声を発することができた。ヒューイは私に笑顔で話しかけた。いつものヒューイのような感じがした。これが本当のヒューイなのか、私が知っているヒューイなのかはわからない。
ヒューイ『ランヌの脳への攻撃の方が強くて、回復力が負けている。今の回復力じゃ、[太字][大文字][下線][大文字]ランヌを救えない。[/大文字][/下線][/大文字][/太字]』
ウトト『えっ…、じゃあど、どうすればいいんですの!?』
ヒューイ『答えは簡単だ。アリス、拘束魔法を外してくれ。』
私は絶対に助けてくれると思い、ヒューイを信じて魔法を解除した。
ヒューイ『[太字][大文字]漆属性・制御[/大文字][/太字]』
ヒューイ『これで、脳への攻撃を抑えることができる。制御していくうちに、攻撃も収まるだろう。諦めが悪いわけじゃないんだから。』
ウトト『あなたは一体…?敵なんですの…?』
アリス『敵じゃないよウトト。』
私はウトトにそう言った。だって…、
アリス『ヒューイは私のこと好きだからねww (微笑)』
ヒューイ『…え。』
ウトト『ぷっ…(笑)』
ヒューイ『えっ、ちょ、アリス!?何言って…って、笑わないでください!!君たちがSランク以上だからって容赦は…』
アリス『[大文字][太字][下線]やっと戻った。[/下線][/太字][/大文字]』
私はそう言って、ヒューイに笑いかけた。ヒューイは動揺したのか、魔法が少しブレた。
ヒューイは私の言葉を待つように私を見つめた。どうやら驚いてるようで、全然魔法の方に集中できていない。
アリス『ほら、魔法に集中しなきゃ。』
ヒューイ『えっ、さっきの冗談は…?』
アリス『まあ[下線]逆にすれば正解[/下線]だったかもね。』
ヒューイ『逆…?』
ヒューイは上を見上げた。空はもう夕暮れで、雲がゆっくりと流れている。太陽はおやすみの時間、月は太陽とバトンタッチをするようにおはようを言う時間。
ヒューイは理解したのか、答えはあえて言わなかった。そしてヒューイはこう言った。
ヒューイ『じゃあその逆から、さらに逆の逆の逆の逆の逆にしてみる?それが僕からのメッセージ。』
アリス『え、なんて言った!?逆の逆の…んん?』
ウトト『…ちょっと、勝手にイチャイチャしないでもらえるかしら!?(怒)』
[水平線]
[中央寄せ][大文字]【22XX年のとある日__】[/大文字][/中央寄せ]
アリス(新校長)『今、校長の座は我に!!!』
オルト(元校長)『うわああああああ!!!』
カイ『こいつらマジでなんなんだよ。』
アリス『スターロード学園、征服だあぁぁぁ!!』
[中央寄せ]Name『[太字]アリス・ファーレイト[/太字]』[/中央寄せ]
[中央寄せ]別名『[太字]純白の大賢者[/太字]』[/中央寄せ]
[中央寄せ]年齢『[太字]25歳[/太字]』[/中央寄せ]
[中央寄せ]Rank『[太字]Zランク[/太字]』[/中央寄せ]
カイ『あのね、世界征服みたいなことはしないからアリス。』
[中央寄せ]Name『[太字]カイ・エルカル[/太字]』[/中央寄せ]
[中央寄せ]別名『[太字]青竹の大賢者[/太字]』[/中央寄せ]
[中央寄せ]年齢『[太字]25歳[/太字]』[/中央寄せ]
[中央寄せ]Rank『[太字]Sランク[/太字]』[/中央寄せ]
フワリ『ふわ〜、スターロード学園、久しぶりだなぁ〜』
[中央寄せ]Name『[太字]フワリ・プレットパレイ[/太字]』[/中央寄せ]
[中央寄せ]別名『[太字]菖蒲の大賢者[/太字]』[/中央寄せ]
[中央寄せ]年齢『[太字]25歳[/太字]』[/中央寄せ]
[中央寄せ]Rank『[太字]Sランク[/太字]』[/中央寄せ]
アリス『まずは生徒を従わせ…』
カイ『怖いこと言わないでくれアリス。』
私は悪いことを企んでいるわけじゃない。決して、決して…。((
とりあえず私は校長になってみたのである。というか、なってみたかったのだ。
the 校長…!!
カイ『あ、やっときたよ。[下線]新郎新婦[/下線]たちが。』
ウトト『お待たせしましたわ〜!!』
[中央寄せ]Name『[太字]ウトト・マーシャリア[/太字]』[/中央寄せ]
[中央寄せ]別名『[太字]紫紺の大賢者[/太字]』[/中央寄せ]
[中央寄せ]年齢『[太字]27歳[/太字]』[/中央寄せ]
[中央寄せ]Rank『[太字]Sランク[/太字]』[/中央寄せ]
ランヌ『ネクタイの色選んでたら、時間かかっちまったぜ…。』
[中央寄せ]Name『[太字]ランヌ・ディアンセル[/太字]』[/中央寄せ]
[中央寄せ]別名『[太字]若緑の大賢者[/太字]』[/中央寄せ]
[中央寄せ]年齢『[太字]28歳[/太字]』[/中央寄せ]
[中央寄せ]Rank『[太字]Sランク[/太字]』[/中央寄せ]
カイ『時間かかりすぎでしょランヌ…。』
ランヌ『そういえば、アリスちゃんはヒューイと付き合ったんじゃねえの??』
アリス『え、無理無理。今じゃあ無理。(即答)』
ランヌ『俺引かれた??(困惑)』
まあヒューイは、今二つの大きな試練があるからなぁ…。
私は久しぶりの仲間たちと合流することができた。
フワリ『そういえば、なんで校長になったの〜?純白の大賢者だから、パトロールとかもっと正義らしいことやればいいのに〜』
オルト『なんで校長になろうって思ったんだよ…(泣)。…まあでもなれると思ってた…』
アリス『う〜ん…、私はここで帰りを待とうかなって。』
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ヒューイ『…、[太字]今の漆黒の大賢者様は悪人じゃないって認めてもらうこと[/太字]、[太字]プロポーズをもっとカッコよくしてくること[/太字]。』
ヒューイ『やっぱりあの唐突なプロポーズはダメだったか…。二つとも難しいなぁ。大きな試練だね本当に。』
[中央寄せ]Name『[太字]ヒューイ・アルカネット[/太字]』[/中央寄せ]
[中央寄せ]別名『[太字]漆黒の大賢者[/太字]』[/中央寄せ]
[中央寄せ]年齢『[太字]21歳[/太字]』[/中央寄せ]
[中央寄せ]Rank『[太字]Xランク[/太字]』[/中央寄せ]
ヒューイ『いやぁ、でも純白の大賢者様がZランクだから、漆黒の大賢者様も特定のランクがあるのかなって思ったら、やっぱりあったんだね。Xランク。』
ヒューイ『でも昔は都市伝説みたいに使われて、よくドッキリとかに使われてたみたい。』
ヒューイ『絶対に試練をクリアして見せるからね、アリス。』
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『漆黒の大賢者様』本編完結。
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