【完結済み】漆黒の大賢者様
私はヒューイに近づいた。
ヒューイ『やっと出てきた。今まで隠れてどうしたの?』
どうしたのじゃない。私が聞きたいのだ。…まあこれが思いやりというのだろうか。
アリス『それにしても、漆属性ってまるで無属性みたいな魔法ばかりね。「眠り」なんて、無属性で「夢」とか「睡眠」とかあるじゃない?』
ヒューイ『さあね。でも、もっと簡単にいえば、無属性を大幅に強化したものとも言える。』
ヒューイ『漆属性・爆発』
ドカーン!!!
アリス『危ないわね。流石の威力だわ。一体どうしちゃったのかしら。』
ヒューイ『いつもの僕だよ。』
まるでヒューイじゃないようだけど、自我があったらびっくりするだろう。私を捕まえる考えをしていたということだから。
そもそも何で私を捕まえようと…?わざわざこんなところまで来て。面倒なはずなのに。
よほど何かあったようね。
あまりヒューイを傷つけたくないけど、もうこんな事態になったなら仕方がない。彼が魔法を使うなら、私も魔法を使って対抗しないとやられる___
ヒューイ『漆属性・眠り』
アリス『無属性・シールド』
ヒューイ『漆属性・破壊』
私のシールドはヒューイの魔法によって破壊された。シールドを破壊だなんて、あまりにも滑稽で、爆笑できるだろう。でもそんな場合じゃないなんてわかっている。
アリス『あら。派手に強引ね。』
アリス『火属性・ファイアーボール』
ヒューイ『漆属性・吸収』
ヒューイは瞬く間に攻撃をしたり、守ったりしていた。私と早さは同等だった。いつの間にこんなに成長していたんだろう。私が知らぬ前に…
いや、私はヒューイを知らなすぎた。
ヒューイ『漆属性・破壊』
アリス『何を破壊する気かしら?』
ヒューイ『君を捕まえれないなら、倒すのみ。』
アリス『…そっか。』
アリス『もう私の知ってるヒューイじゃないんだね。』
私はそう言った。ヒューイは黙ったので、私は話をそのまま続けることにした。
アリス『私はヒューイのことについて知らなすぎた。…でも、』
アリス『いつものヒューイになってよ。もう何もいらないからさ。』
私はそう言って、手を差し伸べた。私には今のヒューイが闇に見えた。いつのまにか、今私が光に見えるようになっていたのである。
ヒューイ『…漆属性・爆発』
アリス『…』
私は自分のことを心配せずに、守備魔法も何も使わずにそのまま手を差し伸べ続けた。いつの間にか私はヒューイを歓迎しようとしていた。漆黒の大賢者になったあの日から、私は少し心配になっていた。純白の大賢者と敵にならないか、と。
私たちは[太字]永遠のライバル[/太字]と言ってもいいくらい、仲が良くなっていた。
だから私は受け入れようとした。…実は、もう私は諦めかけていたのかもしれない。ヒューイに攻撃できなかった時点で。
私はヒューイの攻撃を…
[大文字][太字][大文字][中央寄せ]受けなかった。[/中央寄せ][/大文字][/太字][/大文字]
何があったのか一瞬わからなかったが、声がした瞬間、何が起こったかすぐに理解することができた。
??『何故無防備だったんですの!?まあわたくしの守備魔法でギリギリ守れましたの〜』
???『アリスちゃん、焦ってそうだから来てあげたぜ。』
アリス[漢字][/漢字][ふりがな][/ふりがな]『…!!…ウトトとランヌ…!!忙しかったんじゃ?』
ウトト『たまには頼りなさい。わたくし、助けに来ましたわ〜!』
ランヌ『忙しいことやるより、アリスちゃん守ることが一番大切だろ?』
ヒューイ『やっと出てきた。今まで隠れてどうしたの?』
どうしたのじゃない。私が聞きたいのだ。…まあこれが思いやりというのだろうか。
アリス『それにしても、漆属性ってまるで無属性みたいな魔法ばかりね。「眠り」なんて、無属性で「夢」とか「睡眠」とかあるじゃない?』
ヒューイ『さあね。でも、もっと簡単にいえば、無属性を大幅に強化したものとも言える。』
ヒューイ『漆属性・爆発』
ドカーン!!!
アリス『危ないわね。流石の威力だわ。一体どうしちゃったのかしら。』
ヒューイ『いつもの僕だよ。』
まるでヒューイじゃないようだけど、自我があったらびっくりするだろう。私を捕まえる考えをしていたということだから。
そもそも何で私を捕まえようと…?わざわざこんなところまで来て。面倒なはずなのに。
よほど何かあったようね。
あまりヒューイを傷つけたくないけど、もうこんな事態になったなら仕方がない。彼が魔法を使うなら、私も魔法を使って対抗しないとやられる___
ヒューイ『漆属性・眠り』
アリス『無属性・シールド』
ヒューイ『漆属性・破壊』
私のシールドはヒューイの魔法によって破壊された。シールドを破壊だなんて、あまりにも滑稽で、爆笑できるだろう。でもそんな場合じゃないなんてわかっている。
アリス『あら。派手に強引ね。』
アリス『火属性・ファイアーボール』
ヒューイ『漆属性・吸収』
ヒューイは瞬く間に攻撃をしたり、守ったりしていた。私と早さは同等だった。いつの間にこんなに成長していたんだろう。私が知らぬ前に…
いや、私はヒューイを知らなすぎた。
ヒューイ『漆属性・破壊』
アリス『何を破壊する気かしら?』
ヒューイ『君を捕まえれないなら、倒すのみ。』
アリス『…そっか。』
アリス『もう私の知ってるヒューイじゃないんだね。』
私はそう言った。ヒューイは黙ったので、私は話をそのまま続けることにした。
アリス『私はヒューイのことについて知らなすぎた。…でも、』
アリス『いつものヒューイになってよ。もう何もいらないからさ。』
私はそう言って、手を差し伸べた。私には今のヒューイが闇に見えた。いつのまにか、今私が光に見えるようになっていたのである。
ヒューイ『…漆属性・爆発』
アリス『…』
私は自分のことを心配せずに、守備魔法も何も使わずにそのまま手を差し伸べ続けた。いつの間にか私はヒューイを歓迎しようとしていた。漆黒の大賢者になったあの日から、私は少し心配になっていた。純白の大賢者と敵にならないか、と。
私たちは[太字]永遠のライバル[/太字]と言ってもいいくらい、仲が良くなっていた。
だから私は受け入れようとした。…実は、もう私は諦めかけていたのかもしれない。ヒューイに攻撃できなかった時点で。
私はヒューイの攻撃を…
[大文字][太字][大文字][中央寄せ]受けなかった。[/中央寄せ][/大文字][/太字][/大文字]
何があったのか一瞬わからなかったが、声がした瞬間、何が起こったかすぐに理解することができた。
??『何故無防備だったんですの!?まあわたくしの守備魔法でギリギリ守れましたの〜』
???『アリスちゃん、焦ってそうだから来てあげたぜ。』
アリス[漢字][/漢字][ふりがな][/ふりがな]『…!!…ウトトとランヌ…!!忙しかったんじゃ?』
ウトト『たまには頼りなさい。わたくし、助けに来ましたわ〜!』
ランヌ『忙しいことやるより、アリスちゃん守ることが一番大切だろ?』
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