【完結済み】漆黒の大賢者様
アリスです。こんにちは。
私はカイについて行った。カイが連れて行った先は…
とある部屋だった。机、椅子が二つ、机の上には白い紙が置いてあり、何か書いてある、それだけしかない寂しい部屋だった。
アリス『…この部屋が何よ。』
カイ『あの机の上に置いてある紙に気がついた?…あの紙に、君…もちろん僕も驚くようなことが書いてあるさ。』
アリス『はぁ…?』
私は紙を見た。
【アリス・ファーレイト、お前がまさに純白の大賢者に相応しい。】
この一文だけが、白い紙に書いてあった。
…いやちょっとまって。
アリス『このアリス様はもちろん自分自身で純白の大賢者に相応しいと思っていたのよ!!だから驚くわけが…』
カイ『紙の裏側を見て。アリス。』
アリス『裏?』
私は紙をめくった。
アリス『!!』
[水平線]
ケイサ『アリス・ファーレイト。お前は純白の大賢者を目指しなさい。』
アリス『はい、ケイサ様!』
ケイサというのは、私の師匠様。今も世界を旅していて、とても強いの。Sランク、最高級の魔術師、私にとって"憧れ"となる。魔法学校を卒業したあと、私はケイサ様の存在を知り、すぐにその人のそばで修行したいと思った。
ケイサ様が私に与えた使命『純白の大賢者となれ』絶対になりたい、そう思った。
だって、ケイサ様が私に命令したこと。
ケイサ様が全てってわけじゃないけれど、自分のためってこともある。純白の大賢者になったら、みんなからキャーキャー(?)言われるに間違いがないわ。
しかし…
ケイサ『…アリス。』
ケイサ『純白の大賢者を目指すのは[下線]やめなさい[/下線]。』
アリス『えっ…?だって、それはケイサ様が命令なさったこと…』
ケイサ『…お前はお前の道をゆけ。』
その日から、何を目指したらいいのか迷ったが、結局私のためにやってきた人生をダメなものにしたくないので、そのまま純白の大賢者を目指した。
つまり、この[太字]夢[/太字]は、ただの[太字][大文字]中途半端な夢[/大文字][/太字]なのだ。
私はそのまま人生を楽しく過ごしていたが、心残りがあった。
「このままでいいのか?」
仲間、友、クラスメイト、いろんな人に出会って、一つ分かったことがある。
『純白の大賢者になる』という夢は、私にとっては[下線]簡単[/下線]なことで、しかも、誰かに言われて目指した夢で、私の[太字]本当[/太字]の夢ではなかった。
[水平線]
その紙には、
【新しい夢を作り直せ。馬鹿。 フォーチュン・S・ケイサ】
アリス『はっ、ははっ、面白いじゃんケイサ様。』
カイ『やはりアリス当てだね。』
アリス『今更謝られても困るわ。ケイサ様。』
私はカイについて行った。カイが連れて行った先は…
とある部屋だった。机、椅子が二つ、机の上には白い紙が置いてあり、何か書いてある、それだけしかない寂しい部屋だった。
アリス『…この部屋が何よ。』
カイ『あの机の上に置いてある紙に気がついた?…あの紙に、君…もちろん僕も驚くようなことが書いてあるさ。』
アリス『はぁ…?』
私は紙を見た。
【アリス・ファーレイト、お前がまさに純白の大賢者に相応しい。】
この一文だけが、白い紙に書いてあった。
…いやちょっとまって。
アリス『このアリス様はもちろん自分自身で純白の大賢者に相応しいと思っていたのよ!!だから驚くわけが…』
カイ『紙の裏側を見て。アリス。』
アリス『裏?』
私は紙をめくった。
アリス『!!』
[水平線]
ケイサ『アリス・ファーレイト。お前は純白の大賢者を目指しなさい。』
アリス『はい、ケイサ様!』
ケイサというのは、私の師匠様。今も世界を旅していて、とても強いの。Sランク、最高級の魔術師、私にとって"憧れ"となる。魔法学校を卒業したあと、私はケイサ様の存在を知り、すぐにその人のそばで修行したいと思った。
ケイサ様が私に与えた使命『純白の大賢者となれ』絶対になりたい、そう思った。
だって、ケイサ様が私に命令したこと。
ケイサ様が全てってわけじゃないけれど、自分のためってこともある。純白の大賢者になったら、みんなからキャーキャー(?)言われるに間違いがないわ。
しかし…
ケイサ『…アリス。』
ケイサ『純白の大賢者を目指すのは[下線]やめなさい[/下線]。』
アリス『えっ…?だって、それはケイサ様が命令なさったこと…』
ケイサ『…お前はお前の道をゆけ。』
その日から、何を目指したらいいのか迷ったが、結局私のためにやってきた人生をダメなものにしたくないので、そのまま純白の大賢者を目指した。
つまり、この[太字]夢[/太字]は、ただの[太字][大文字]中途半端な夢[/大文字][/太字]なのだ。
私はそのまま人生を楽しく過ごしていたが、心残りがあった。
「このままでいいのか?」
仲間、友、クラスメイト、いろんな人に出会って、一つ分かったことがある。
『純白の大賢者になる』という夢は、私にとっては[下線]簡単[/下線]なことで、しかも、誰かに言われて目指した夢で、私の[太字]本当[/太字]の夢ではなかった。
[水平線]
その紙には、
【新しい夢を作り直せ。馬鹿。 フォーチュン・S・ケイサ】
アリス『はっ、ははっ、面白いじゃんケイサ様。』
カイ『やはりアリス当てだね。』
アリス『今更謝られても困るわ。ケイサ様。』
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