二次創作
霧が晴れるまで。
翌日、俺が放置したブリ虫探しを再開した後、再びアレクサンドリアへ飛空艇は向かった。
言葉が通じない●●の世話をルビィに任せたオレは、面子と共に舞台の点検に大忙しだった。
「 おい、ジタン。 あの子、どうするんだ ? 」
そう聞いてきたのは、盗賊団の一員で俺たちの兄貴分でもあるブランク。
今回●●を見つけるキッカケとなったのも、
コイツがブリ虫をリンドブルムに置いて来たのが始まりだった。
※ 説明しよう‼︎ − − − − − − − − − −
又もや 説明しよう‼︎ コーナー。
リンドブルムとは、アレクサンドリアと同じく、霧の大陸の三代王国です‼︎
三代王国は、アレクサンドリア王国、リンドブルム大公国 、ブルメシア王国 に分かれています。
[小文字]ブルメシア王国は、後から出て来るヨ。[/小文字]
リンドブルム大公国は、『 劇団兼 盗賊団 タンタラスのアジト 』があります。
飛空艇の製造など圧倒的な工業力を誇る都市国家であり、町全体が巨大な城塞となっています。
霧の大陸は分からないと思うので説明は、「 作者メッセージ 」の所に載せておきます‼︎ \_(・ω・`)
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その時は、『 ふざけんな 』って思ってたけど…今思えば●●を助けれたんだ。
ここは感謝すべきか…。
問い掛けに俺は、仕掛けのチェックをしていた手を止めて振り返る、
「 そりゃあ… 最後まで面倒見るさ。 」
「 面倒を見るって… 、お前… 犬や猫と違うんだぞ ? 」
「 女の子をペットと同じ様な扱いするわけ無いだろ。 確かに言葉は通じないけど、
見つけたのはオレだ。 ●●の故郷までちゃんと連れて行ってやるつもりだぜ? 」
言葉が通じないとこに居るなんて、苦痛でしか無い。
今は、ルビィが根気強く言葉を教えてるようだけど、それでも故郷があるんだったら、
帰りたいという気持ちもわかる。
帰る場所があるなら、尚更……な…。
ただ、何故あの森に彼女が居たのか未だに分からない…。
顎に手を添えて考え込む俺を見て、ブランクは溜息をついた。
「 故郷が分かる前に、まず言葉が通じる様になるのが先だけどな ? 」
「 まぁ、な。 もし、それが無理だったとしても、何とかな … ─── ─ 」
「 頑張ってんなぁ、2人とも ‼︎ 」
不意に聞こえた声に、俺とブランクは会話をやめて視線を向けた。
そこには、タンタラスの紅一点であるルビィとその背後には、●●の姿があった。
船室から出れるくらい元気になったのか…。
ホッとしたオレは●●に視線を向けると、●●は、ルビィの後ろにコソコソと隠れ …… ─ ─── ─ 。
…え? 、何その反応 … ?
俺何かした … ⁉︎
「 大事な大事な舞台の為だからな。 」
「 お姫様や女王様の前で下手な芝居は出来ないだろ ? 色んな意味で 。 」
●●の反応に狼狽える俺を無視してブランクが返すと、
オレも気持ちを直して続けばルビィがあからさまに呆れた視線を送ってきた。
「 ホンマ、ブランクは兎も角、ジタンは下心が見え見えや。 」
ほっとけ。
アレクサンドリアきっての美姫の前でする大きな舞台だ。
特に今回の芝居は、ミスは絶対に許されない。
それぐらいに重要任務だとボスから聞いてるだけに、気合いは入りまくりだ。
そんな俺たちの会話は、●●には理解出来てないだろう。
すると●●は、一歩一歩おぼつかない足取りで俺の前まで来ると、顔を上げて口を開いた。
「 ジ、ジタン。 」
「 お、名前覚えてくれたんだな ? 」
「 う、うん。 ジタン、この世界、名前、覚える、初めて ! 」
「 ! 」
まだ単語を並べるだけであったが、●●の口から出たこの大陸の言葉に驚いた。
うん、なんか庇護欲が湧いてくる…。
しかも、俺の名前がこの世界で初めて覚えた言葉って言うんだぜ ⁉︎
「 ジタン、言葉、違う ? 」
「 いや、何でも無い。 それより凄いな ‼︎ かなり頑張ったんだろ ? 」
黙ってしまった俺に不安になったのか●●が声を掛けると、
俺は慌てて●●の頭に手を伸ばして髪を撫でてやった。
すると●●は、俯いてしまった。
身を屈めて顔を覗き込もうとしたが、ルビィに頭を小突かれた。
「 何だよ、ルビィ ‼︎ 」
「 そうやって女の子の顔を覗こうとするのやめいって言ってるやろ ‼︎ 」
頭を抑えながら言い返すと、ルビィも両手を組んでキッパリと言い放った。