お互い「だけを忘れた」2人の物語
これは、僕たちが出会った話。
蒼汰「…っ」
ぼくは碧井蒼汰。小学3年生。最近、引っ越してきたばかり。
なんだけど…馴染めない、っていう、まあよく見るやつ。
今は一人で公園の遊具にかくれてる。
なんで公園に来るんだろって考えたら、きっと、見つけてほしいからかもしれない。
?「ねえ、君。なにしてるの?」
蒼汰「うわあっ!?」
突然声をかけるなよ、心臓とまるかと思った…っ。
?「ちょっ、びっくりしすぎでしょ!?」
そう言う彼女は、僕の反応に驚いたようで、突然、
逆ギレ、と呼ばれる反応をしてきた。
怒られる筋合いはないし、怒るのは普通、僕だろ…
蒼汰「…ごめん。僕も驚いて…つい」
なんで謝っているんだろう…。
?「まあいっか!それより、私は[大文字]倉本葵[/大文字]っていうの!よろしくね」
蒼汰「く、倉本、さん?」
葵「あおい、って呼んでよ!ねっ?」
蒼汰「…あ、葵…よろしく…。」
葵「君の名前はっ?」
蒼汰「え、あ、碧井蒼汰…蒼汰で、良いから」
葵「蒼汰、ね!よろしくね!!」
その後も僕たちはなんとなく会って話して
他愛のない話をした。
実は小学校が同じだとか、近所だった、とか。
葵がきっかけで友達が増えたりして、ひとりぼっちじゃなくなってった。
そうやって、穏やかに時間は過ぎていった。そして僕は、あることに気が付いた。
友達のように、家族のようにずっと一緒に過ごしてきた葵の事を
[太字][大文字]僕はいつの間にか、好きになってたんだ。[/大文字][/太字]
蒼汰「…っ」
ぼくは碧井蒼汰。小学3年生。最近、引っ越してきたばかり。
なんだけど…馴染めない、っていう、まあよく見るやつ。
今は一人で公園の遊具にかくれてる。
なんで公園に来るんだろって考えたら、きっと、見つけてほしいからかもしれない。
?「ねえ、君。なにしてるの?」
蒼汰「うわあっ!?」
突然声をかけるなよ、心臓とまるかと思った…っ。
?「ちょっ、びっくりしすぎでしょ!?」
そう言う彼女は、僕の反応に驚いたようで、突然、
逆ギレ、と呼ばれる反応をしてきた。
怒られる筋合いはないし、怒るのは普通、僕だろ…
蒼汰「…ごめん。僕も驚いて…つい」
なんで謝っているんだろう…。
?「まあいっか!それより、私は[大文字]倉本葵[/大文字]っていうの!よろしくね」
蒼汰「く、倉本、さん?」
葵「あおい、って呼んでよ!ねっ?」
蒼汰「…あ、葵…よろしく…。」
葵「君の名前はっ?」
蒼汰「え、あ、碧井蒼汰…蒼汰で、良いから」
葵「蒼汰、ね!よろしくね!!」
その後も僕たちはなんとなく会って話して
他愛のない話をした。
実は小学校が同じだとか、近所だった、とか。
葵がきっかけで友達が増えたりして、ひとりぼっちじゃなくなってった。
そうやって、穏やかに時間は過ぎていった。そして僕は、あることに気が付いた。
友達のように、家族のようにずっと一緒に過ごしてきた葵の事を
[太字][大文字]僕はいつの間にか、好きになってたんだ。[/大文字][/太字]