二次創作
霧が晴れるまで。
[太字][中央寄せ]【 ジタン Side 】[/中央寄せ][/太字]
ブランクと一緒に森へ来た。
[漢字]飛空艇[/漢字][ふりがな]ひくうてい[/ふりがな]は、近くに止めてある。
俺達、盗賊団 タンタラス は重要任務を請け負い、
アレクサンドリアに向かっている途中だった。
はぁ…。 それなのにブランクの奴今頃になって忘れ物をしたらしい。
その『 忘れ物 』の代用品として、こんな真夜中に散策する羽目になった。
「 大体、こんな夜にブリ虫探しなんて普通やらねぇだろうが…。 」
※ 説明しよう‼︎ − − − − − − − − − −
ブリ虫とは、 野菜を食い荒らす害虫 デス…。
この虫の元ネタは、勿論分かりますよね?w 言うまでも無くGですw
あ、本編の続きどうぞ〜。
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文句を言いながらもブランクと一緒に歩く。
今回の任務に必要な秘密兵器として、ブランクはあの正直気持ちが悪い虫を使うらしい。
かと言って、なんでオレまで巻き添えにならなきゃなんねんだよ…。
溜め息を吐きながら、片手に袋を持ち森を歩いていたその時だった。
微かに女の子の悲鳴が聞こえた。
俺は、その声に釣られ一目散に駆け出した。
こんな真夜中の森に女の子が居る筈が無い。
イヤ、万が一居るとしたら…。
見る影の無いその『 女の子 』を目指してオレは森を走った。
「 ─────── ッ はあっ ! 」
目的地に着いて早々俺は、腰に下げていたダガーを引き抜き、
対象となる敵目掛けて切り捨てた。
やっぱり間違いなかった。 ゴブリンに女の子が襲われていた。
ゴブリンぐらいの敵なら、過去に タンタラス を出て旅した俺にとっては、朝飯前だ。
動かなくなったゴブリンを見てから、ふぅ と息を吐く。
肩の力を抜いた時、すぐに背後で ドサッ と何かが倒れる音がした。
振り返ると、女の子が横たわっている。
「 お、オイ ! 大丈夫か ⁉︎ 」
地面に片膝をついて、声を掛けるが、びくともしない。
気を失ったのか…?
ダガーに付いていたゴブリンの血を ビュッ と払うと鞘に納めてから、
軽く腕を組んで考えた。
このまま置いて行くわけにもいかない…。
ココは暗い森だし、今は夜。
魔物も多いし、凶暴な動物だって居るだろう…。
気を失った女の子を1人置いていくなんて俺は出来ない。
そこまで考えがたどり着くと、女の子をゆっくり抱き上げ、飛空艇へと走った。
途中、ブランクと合流し、俺がブリ虫ではなく女の子を連れてきた事に驚いていたが、
今はそれどころじゃ無い。
話を切り上げ、飛空艇にあるベッドに寝かせる。
所々汚れているのを見て、俺は部屋から出てタライにお湯を張った。
きっと起きたら汚れを気にしちまう。
だって女の子だもんな !
清潔なタオルを手に取り、再び部屋に戻った頃には女の子は目を覚ましたのか体を起こしていた。