お互い「だけを忘れた」2人の物語
…あれ、ここどこなんだろう。って、あれ?川の向こうに…お母さん…!?
お母さんは、私が幼いころに病気で亡くなったはずなのに…
ううん、関係ない!
『お母さんっ!!』
『…!葵…っ。駄目よ、こっちに来たら!』
『何とか川を渡ってみるから…!』
[太字][小文字]グイッ…[/小文字][/太字]
『駄目だ、そっちは…!母親に逢いたくても、今は…っ!』
『誰なの!?邪魔しないで!』
『生きなきゃダメなんだ!わからないのか!?俺は葵の——』
【―――なのに】
―――…
「っ!?」
「あ、大丈夫?目が覚めた?」
「こ、ここは…?」
カーテンに囲まれている。白い天井で…
「ここは○○大病院よ。覚えていない?」
「病院…っ、いた…!」
「無理しちゃ駄目よ。事故に遭ったんだから…」
「え、事…故…?」
お母さんは、私が幼いころに病気で亡くなったはずなのに…
ううん、関係ない!
『お母さんっ!!』
『…!葵…っ。駄目よ、こっちに来たら!』
『何とか川を渡ってみるから…!』
[太字][小文字]グイッ…[/小文字][/太字]
『駄目だ、そっちは…!母親に逢いたくても、今は…っ!』
『誰なの!?邪魔しないで!』
『生きなきゃダメなんだ!わからないのか!?俺は葵の——』
【―――なのに】
―――…
「っ!?」
「あ、大丈夫?目が覚めた?」
「こ、ここは…?」
カーテンに囲まれている。白い天井で…
「ここは○○大病院よ。覚えていない?」
「病院…っ、いた…!」
「無理しちゃ駄目よ。事故に遭ったんだから…」
「え、事…故…?」