二次創作
霧が晴れるまで。
[太字]本編[/太字]
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もう、ダメなのかな………。
お母さん形見のブレスレットが宙を飛んだ。
それを笑いながら投げたのは、私の血の繋がった[漢字]従兄弟[/漢字][ふりがな]いとこ[/ふりがな]。
道路に落ちたブレスレットをまるで犬に命令する様に『 取ってこい。 』と私に言った彼。
母の形見を失いたく無い一心で走り出した私を見て、楽しそうに笑う奴らの声が聞こえる。
そして、ブレスレットへ手を伸ばし、私は車道に飛び出して
目の前に迫って来る大きなトラックを見た時…………… ────── ──
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「 ── ──── ん…、 ……ココは……? 」
起き上がると其処は辺り一面の木々…。
暗くて光が通らないような、鬱蒼とした森の中だった。
私は、ゆっくりと起き上がり、周りを見渡した。
空を見ると無数の星が輝いている、今は夜なのか…。
暗闇に包まれた森からは、フクロウの声が聞こえてくる。
制服姿で横たわっていた身体は、風の冷たさを感じ取って
セーターを着てたにも関わらず冷えている。
「 私、何で………、こんな所に…………。 」
私は、自分の身に起きた事を思い出す。
確か、[漢字]従兄弟[/漢字][ふりがな]アイツ[/ふりがな]にお母さんの形見を道路に投げられて…。
私が取りに行っている所を取り巻きの女の人達に、見せ付けるようにして笑ってた… ──── ─。
そこまで思い出すと怒りと悲しみで目頭が熱くなった。
両親が幼い頃に病気で死んで、従兄弟の家に引き取られてから不幸の連続…。
私を物扱いし、人前では「 彼氏 」と名乗っていた。
その方が都合が良いからだって…。
逆らったら殴られる、何時もソレが日常的になっていた。
怖くて、毎日言いなりになってきた、でもこのブレスレットだけは手放したくなくて、
道路に飛び込んででも取りに行った。
最後に残してくれたお母さんの形見だから…。
でも、その時に… ──── 。
「 ………そうだ、私……トラックに轢かれ……て…。
ぇ………、私……。 轢 か れ た ん じゃ な い の ? 」
そう呟いて、手に持っているブレスレットを見る。
如何して…? 可笑しい…。
だって、トラックが自分の目の前まで迫ってた。
じゃあ、如何して森の中に…?
「 ………と、兎に角…歩くか…。 うん、こんな所に居てもね、助け来ないし‼︎ 」
大嫌いな虫もいる森で一晩を明かすだと…⁉︎
もう絶対イヤだから…冗談抜きで‼︎
それだけは避けないと行けない、立ち上がったら足にズキンと痛みが走った。
歩けない程でじゃないけど痛い…やっぱり、トラックに轢かれたからなのかな…。
「 ………イヤイヤ、トラックに轢かれたらこんなんじゃ済まないはず‼︎ 」
私は、暗い森の奥深くに入って行った。
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一旦、此処で切ります★
凄い中途半端なところで切った…。