二次創作
霧が晴れるまで。
突如、轟音と共に揺れ出す劇場艇。
ボス達が動かし始めたのか、船は宙に浮き始めたが揺れたのはそれだけじゃ無い。
「 きゃっ ‼︎ 」
「 な、何だ ⁉︎ 」
舞台の上も、客席も、悲鳴が辺りに響き渡った。
最初は、船が浮き上がる浮遊感を感じたが、次から次へと打ち込まれてくる鎖の槍。
船に打ち込まれることによって、破損し、それが客席へと落ちていく。
この船がもし、落ちたりでもしたら…。
下にいる人達も、私達も…っ !
「 ●● ‼︎ 伏せてろ ‼︎ 」
フラフラな私を見てジタンが叫ぶ。
言われた通りにその場に伏せてみたが、それでも城からの攻撃は止まない。
「 何故だ… ! この船には、姫様だって乗っておられると言うのに … ‼︎ 」
スタイナーさんの悲痛な声が聞こえた。
私は姫様へと視線を向けると、青ざめながら女王が居るロイヤルシートへと顔を向けている。
その黒い大きな瞳に涙を溜めて、叫んだ。
「 やめてっ ‼︎ お母様 ‼︎ 」
悲鳴は、女王には聞こえない。
イヤ、それとも敢えて聞こえない フリ をしているのか…。
女王は、大砲をお姫様に向けた。
「 お姫様 ‼︎! 」
「 ガーネット ‼︎ 」
ジタンと私が同時に叫んだが、それも虚しく大砲は、火の球を放った。
だが、出て来た大砲は、本やテレビで見る鉄の玉では無く、意思を持った火の玉だった…。
「 ボム ⁉︎ 」
※ 説明しよう‼︎ − − − − − − − − − −
お久しぶりな コーナー ‼︎
ボムは、Ffシリーズお馴染みの風船型のモンスターです ‼︎( 知らん
弱点 : 冷気 ・ 水 ・ 風
普通に魔法とか使って来ます、ハイ。
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「 ど、どうしよう… ‼︎ あのままじゃ爆発しちゃうよ ‼︎ 」
船は、鎖を引き継ぎるように城下町を抜けて行ったが、それでもボムは、船にくっ付くかのように、
徐々に赤い光を放ち始めた。
ただでさえ船は、少しずつ高度を落としているのに、この状態で爆発なんて起きたら…墜落は免れない。
『 死 』と言うものが眼の前に過り、その場にへたり込んだ。
「 だ、駄目だ、…爆発するで有ります ‼︎ 」
「 全員伏せろー っ ‼︎! 」
ジタンの叫び声に、全員が船体にしがみ付くかのように身を伏せた。
その瞬間に、熱い風が一気に真上を通過して行く。
その威力に舞台の床がメリメリと音を立てて、城下町を抜けた平原へと落ちて行った。
爆風が過ぎ去り、更に船は高度を落とす。
ジタンの声が耳に届く。
でも、今の私はそれどころじゃ無い。
腕の筋がピシピシと悲鳴を上げる。
「 ジタンは、私を助けてくれた… ‼︎ だから絶対に助け ー ー ッ ⁉︎⁉︎ 」
2人分の体重を支えていた床は、ピシッと亀裂が入った。
ジタンがそれに気付いて、私の手を払おうとした瞬間…床は、限界を超え、崩れ、
私達の身体は、宙に放り投げられた。
あぁ…ごめん、助けたかったの。
見ず知らずの私を助けてくれた貴方に恩返しがしたかったの。
それに、見て見ぬフリをする様な人間になりたくなかった…。
私は、スッと瞳を閉じて意識を手放した。
暖かい何かに包まれながら。