僕が恋した青い花話(タイトル改名)
「ああ、お腹すいた」
軽く背伸びしてながらあくびをする。
「お腹すいたよね〜」
後ろを向きながら、くしゃっとした笑顔で僕の独り言に入ってきたのは、美奈だった。
「うん、お腹すいたね〜」
愛想笑いしながらてきとうにかえしておいた。そして美奈は鈍感なのか、距離が近い。
僕はいやだってわけではないけど、異性にグイグイ来られると目のやりどころとか接し方に困る。
「ねえ、まり君部活またしないの?」
「え、なんで?」
「大した理由はないけど、」
「いや、いいよ」
「そっか…」美奈が悲しそうな顔して俯いた。
[水平線]
僕だって生まれた時からこんな捻くれたヤツじゃなかった。小学生の時なんかはランニングマシンって呼ばれていたくらいだったんだから。
中学生になって部活もやって、みんなと喋って仲良くなってそこそこに中心だった。
得意な走りを生かして陸上部に入った。中学生活はいいスタートをしたと思っていた。[太字]あれ[/太字]がなければ今頃、彼女でも作って楽しんでいたんだろうな。
中学1年-12月23日4:30分-
いつもの様に自主練で街中を走っていた時に白い軽自動車とトラックの事故に巻き込まれた。気づいた時には病院のベットで寝ていた。奇跡的に後遺症は残らなかったみたいで親も安心していた。
でも、頭と腕には大きく縫われて跡があり見るたびに思い出す。心にはしっかり後遺症が残ってしまった。今でも外を歩くのが怖い。怖くてたまらない。
しばらくして学校と陸上も復帰した。でも足は震えて力が抜ける。走って、走って、走っても結果は出なかった。
僕は折れた…落ちに落ちた…心はいつも穴が空いていた。何かで埋めるたびにまたどこかで穴が空いてくる。
「ああ、もういいや…なんだか疲れた」考えるのも行動することも疲れた。誰にも会いたくない。会話もしたくない。
でも、正人は違った。僕に話しかけて近づいてくれた。いつも僕を支えてくれた。でもそれももう終わるんだ。いつか僕の前からいなくなってしまうんだ。
「まり君って変わったよね」みんなに言われた。変わってしまった。
「まだ中1なのにこれからでしょ?」みんなそう言う何がこれからだよ?
僕の何がわかるんだよ…僕が何をしたんだよ?ああ、死にたい…。
軽く背伸びしてながらあくびをする。
「お腹すいたよね〜」
後ろを向きながら、くしゃっとした笑顔で僕の独り言に入ってきたのは、美奈だった。
「うん、お腹すいたね〜」
愛想笑いしながらてきとうにかえしておいた。そして美奈は鈍感なのか、距離が近い。
僕はいやだってわけではないけど、異性にグイグイ来られると目のやりどころとか接し方に困る。
「ねえ、まり君部活またしないの?」
「え、なんで?」
「大した理由はないけど、」
「いや、いいよ」
「そっか…」美奈が悲しそうな顔して俯いた。
[水平線]
僕だって生まれた時からこんな捻くれたヤツじゃなかった。小学生の時なんかはランニングマシンって呼ばれていたくらいだったんだから。
中学生になって部活もやって、みんなと喋って仲良くなってそこそこに中心だった。
得意な走りを生かして陸上部に入った。中学生活はいいスタートをしたと思っていた。[太字]あれ[/太字]がなければ今頃、彼女でも作って楽しんでいたんだろうな。
中学1年-12月23日4:30分-
いつもの様に自主練で街中を走っていた時に白い軽自動車とトラックの事故に巻き込まれた。気づいた時には病院のベットで寝ていた。奇跡的に後遺症は残らなかったみたいで親も安心していた。
でも、頭と腕には大きく縫われて跡があり見るたびに思い出す。心にはしっかり後遺症が残ってしまった。今でも外を歩くのが怖い。怖くてたまらない。
しばらくして学校と陸上も復帰した。でも足は震えて力が抜ける。走って、走って、走っても結果は出なかった。
僕は折れた…落ちに落ちた…心はいつも穴が空いていた。何かで埋めるたびにまたどこかで穴が空いてくる。
「ああ、もういいや…なんだか疲れた」考えるのも行動することも疲れた。誰にも会いたくない。会話もしたくない。
でも、正人は違った。僕に話しかけて近づいてくれた。いつも僕を支えてくれた。でもそれももう終わるんだ。いつか僕の前からいなくなってしまうんだ。
「まり君って変わったよね」みんなに言われた。変わってしまった。
「まだ中1なのにこれからでしょ?」みんなそう言う何がこれからだよ?
僕の何がわかるんだよ…僕が何をしたんだよ?ああ、死にたい…。
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