色がない世界で
麗香視点
真夜中1時ごろだろうか。
一つの電話がかかってきた。
その電話番号は見たことがなく、非通知だった。
麗「だれだろ…。」
寝起きで意識が曖昧のままその電話に出た。
麗「もしもし…。」
≪麗香さんですか…?
電話の主の声は聴き馴染みがあった。
[下線]でもなぜか声がこわばっているのか震えて不安定な声だった。[/下線]
麗「はい…。湊さん…ですか?」
≪はい…湊です。こんな夜遅くに電話をかけてしまい申し訳ないです。
麗「それで…どうされました?」
≪落ち着いて聞いてくださいねッ…。
≪瑞希がッ…九条神楽がッ…じさ…自殺…しちゃッ…。
[斜体]自殺…?[/斜体]
[太字]自殺??????[/太字]
その一瞬で頭の中がはてなで覆いつくされる。
電話の声はどんどん弱々しくなっている。
軽く過呼吸にもなっているみたいだった。
私にはその呼吸音しか聞こえなかった。
なにも脳で処理ができなかった。
≪申し訳ありませんが、一旦電話切らせてもらいますね。
彼の同僚か誰かは分からないが、近くに人がいたみたいだ。
当然私は返事すらもできなくて、そのまま電話を切られた。
でも、私の本能だろうか。
自然と体は動きだしていた。
場所もわからないのに。
私の体は警察署の方向に向かっていた。
麗「はぁはぁ…湊…湊さんはいます!?」
≪あ、あぁ…湊さんなら○○病院にいますけど…?
麗「ありがとうございます…。」
そこからタクシーを捕まえ、病院まで向かった。
麗「はぁはぁ…九条…九条神楽はどこですか!?」
受付にいた看護師さんに話しかける。
≪あぁ…○○号室です。
麗「ありがとうございます…。」
そしてまたその号室まで走り出した。
麗「はぁはぁ…」
そこには顔に白い布を置かれている、瑞希らしい人と
壁に寄りかかって、ぼーっとしている湊さんがいた。
真夜中1時ごろだろうか。
一つの電話がかかってきた。
その電話番号は見たことがなく、非通知だった。
麗「だれだろ…。」
寝起きで意識が曖昧のままその電話に出た。
麗「もしもし…。」
≪麗香さんですか…?
電話の主の声は聴き馴染みがあった。
[下線]でもなぜか声がこわばっているのか震えて不安定な声だった。[/下線]
麗「はい…。湊さん…ですか?」
≪はい…湊です。こんな夜遅くに電話をかけてしまい申し訳ないです。
麗「それで…どうされました?」
≪落ち着いて聞いてくださいねッ…。
≪瑞希がッ…九条神楽がッ…じさ…自殺…しちゃッ…。
[斜体]自殺…?[/斜体]
[太字]自殺??????[/太字]
その一瞬で頭の中がはてなで覆いつくされる。
電話の声はどんどん弱々しくなっている。
軽く過呼吸にもなっているみたいだった。
私にはその呼吸音しか聞こえなかった。
なにも脳で処理ができなかった。
≪申し訳ありませんが、一旦電話切らせてもらいますね。
彼の同僚か誰かは分からないが、近くに人がいたみたいだ。
当然私は返事すらもできなくて、そのまま電話を切られた。
でも、私の本能だろうか。
自然と体は動きだしていた。
場所もわからないのに。
私の体は警察署の方向に向かっていた。
麗「はぁはぁ…湊…湊さんはいます!?」
≪あ、あぁ…湊さんなら○○病院にいますけど…?
麗「ありがとうございます…。」
そこからタクシーを捕まえ、病院まで向かった。
麗「はぁはぁ…九条…九条神楽はどこですか!?」
受付にいた看護師さんに話しかける。
≪あぁ…○○号室です。
麗「ありがとうございます…。」
そしてまたその号室まで走り出した。
麗「はぁはぁ…」
そこには顔に白い布を置かれている、瑞希らしい人と
壁に寄りかかって、ぼーっとしている湊さんがいた。
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