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色がない世界で

#45


湊視点
湊「では、私はこれで。」
そうして麗香さんに別れを告げ、法廷の書類担当のところへ座った。
その時、裁判官がカンカンと音を鳴らした。
裁判官「では、事件の概要について書類担当の方説明お願い致します。」
湊「…はい。」
湊「では、事件の概要を話させていただきます。」
それからその書類を見ながら、少し補足をしたりして、なんとか概要説明を終わることができた。
裁判官「ありがとうございます。では検察側の証拠や事実等を…。」
そんな感じで検察側と弁護士側で話すんだが…。
あいにく、あいつには弁護士はいない。
本人に聞いたが「お金の無駄じゃん。さっさと判決しろよ~。」って余裕ぶっこいていた。
まぁ、だから普通に刑を受けるのは当たり前なのだが…。
正直1人殺したくらいで死刑になるかって言ったら、その可能性は低いし、
過去の影響もあってか、裁判官が情状酌量か同情して刑が軽くなると俺は予想している。
だから、結果的に彼の願いはかなわない、と俺は仮定している。
___________
裁判が終わり、自宅に帰った。
湊「あぁぁ…疲れたぁぁぁ…。」
冷蔵庫からビールを取り出し、棚からおつまみをだし、テレビをつけ飲み始める。晩酌だ。
湊「…にしても、あいつどうなるのだろうか。」
一応判決はできた。
情状酌量もあり、懲役20年ほどだと。
その時の瑞希の顔を見たら、目に光がなかった。
湊「…。」
お気に入りのおつまみもなぜかまずく感じた。

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作者メッセージ

あのぉ…わかってると思うんですけど
実際の裁判では書類担当なんていないですからね!?
検察側と加害者の弁護士で説明しあいっこするみたいな感じですからね。
てか閲覧数1200↑ありがとうございます!
あと短くてごめんよぉぉぉ

2024/10/25 23:53

rary@ぼちぼち活動開始中 ID:≫.pW3N8u9QP9cU
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