色がない世界で
湊視点
湊「では、私はこれで。」
そうして麗香さんに別れを告げ、法廷の書類担当のところへ座った。
その時、裁判官がカンカンと音を鳴らした。
裁判官「では、事件の概要について書類担当の方説明お願い致します。」
湊「…はい。」
湊「では、事件の概要を話させていただきます。」
それからその書類を見ながら、少し補足をしたりして、なんとか概要説明を終わることができた。
裁判官「ありがとうございます。では検察側の証拠や事実等を…。」
そんな感じで検察側と弁護士側で話すんだが…。
あいにく、あいつには弁護士はいない。
本人に聞いたが「お金の無駄じゃん。さっさと判決しろよ~。」って余裕ぶっこいていた。
まぁ、だから普通に刑を受けるのは当たり前なのだが…。
正直1人殺したくらいで死刑になるかって言ったら、その可能性は低いし、
過去の影響もあってか、裁判官が情状酌量か同情して刑が軽くなると俺は予想している。
だから、結果的に彼の願いはかなわない、と俺は仮定している。
___________
裁判が終わり、自宅に帰った。
湊「あぁぁ…疲れたぁぁぁ…。」
冷蔵庫からビールを取り出し、棚からおつまみをだし、テレビをつけ飲み始める。晩酌だ。
湊「…にしても、あいつどうなるのだろうか。」
一応判決はできた。
情状酌量もあり、懲役20年ほどだと。
その時の瑞希の顔を見たら、目に光がなかった。
湊「…。」
お気に入りのおつまみもなぜかまずく感じた。
湊「では、私はこれで。」
そうして麗香さんに別れを告げ、法廷の書類担当のところへ座った。
その時、裁判官がカンカンと音を鳴らした。
裁判官「では、事件の概要について書類担当の方説明お願い致します。」
湊「…はい。」
湊「では、事件の概要を話させていただきます。」
それからその書類を見ながら、少し補足をしたりして、なんとか概要説明を終わることができた。
裁判官「ありがとうございます。では検察側の証拠や事実等を…。」
そんな感じで検察側と弁護士側で話すんだが…。
あいにく、あいつには弁護士はいない。
本人に聞いたが「お金の無駄じゃん。さっさと判決しろよ~。」って余裕ぶっこいていた。
まぁ、だから普通に刑を受けるのは当たり前なのだが…。
正直1人殺したくらいで死刑になるかって言ったら、その可能性は低いし、
過去の影響もあってか、裁判官が情状酌量か同情して刑が軽くなると俺は予想している。
だから、結果的に彼の願いはかなわない、と俺は仮定している。
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裁判が終わり、自宅に帰った。
湊「あぁぁ…疲れたぁぁぁ…。」
冷蔵庫からビールを取り出し、棚からおつまみをだし、テレビをつけ飲み始める。晩酌だ。
湊「…にしても、あいつどうなるのだろうか。」
一応判決はできた。
情状酌量もあり、懲役20年ほどだと。
その時の瑞希の顔を見たら、目に光がなかった。
湊「…。」
お気に入りのおつまみもなぜかまずく感じた。
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