- 閲覧前にご確認ください -

一部、R12くらいの表現を使うので気をつけてください。

文字サイズ変更

色がない世界で

#42


監視官視点
瑞「もし、俺が死刑だったら、俺のこと殺してくれる?」
彼はそう、俺に問いかけた。
「はぁ…イカれてんな、お前。」
瑞「もしだよ。もしもの話だから本当に起きるかは分からないじゃん。」
彼の目は、ハイライトの光がなかった。
ただ真っ黒な目がこちらを覗いていた。
その目が不気味で、そしてどこか妖艶で。
魅入られる目をしていた。
仕方ない、彼は…。
怖いほど顔が美形だからだ。
目鼻立ちがくっきりとしていて、口は小さくて、顔はとても小さい。
化粧でもしたら、完全に女性に見えるほど、綺麗で中性的な顔をしている。
瑞「なに?俺の顔になんかついてる?」
「いや、特に。にしてもお前は顔が綺麗だな。無駄なとこが1つもない。」
瑞「それが仇なんだよ。だから誘拐犯に俺はめっちゃレイプされたんだし。」
瑞「だから…この顔はあんま好きじゃない。」
なんと贅沢な…と普通は思ってしまうが、こいつの壮絶な人生を聞いたらうんうん、とうなづける。
「そういえば…誘拐犯は逮捕されたのか?」
瑞「さぁね。それは俺も知らない。」
「ほぉーん…そうか。」
瑞「んで、さっきの答え教えてよ。」
「…もしも、だろ?」
瑞「まぁ、可能性は0じゃないじゃん。」
「…いいぞ、俺が殺してやるよ。」
瑞「そう言ってくれると思ったよ。」
へへっ、とヘラヘラ笑いだした。
本当にイカれてる。
いや、イカれてしまった、という方が正しいだろうか。
瑞「そういえば、あんたの名前は?」
湊「湊(みなと)だ。」
瑞「へぇー、意外な名前だね。」
湊「まぁな。」
瑞「あー、さっさと殺してよ、湊くん。」
湊「俺の力じゃ無理だ。」
瑞「九条の姓は無くせるのに?w」
湊「それはゴリ押せたらいけるからな。」
瑞「なにそれw」
湊「っ…!」
その瞬間、小さなハイライトが彼の目の中に差し込んだ。
少しは安心させられたかな、と安堵した。

このボタンは廃止予定です

作者メッセージ

チュ!短くてごめん♪
はい、ふざけてごめんなさい。殴ってください。

2024/09/16 15:36

rary@ぼちぼち活動開始中 ID:≫ipHi1LlP7lw5A
続きを執筆
小説を編集
/ 48

コメント
[18]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL