色がない世界で
麗香視点
警察署を出た後、とぼとぼと夜道を歩いていた。
これで、良かったのだろうか。
私の役目はこれで合ってましたか?
私の生き方は正解ですか?
麗「…でも、仕方なかったの。そう、仕方なかったの。彼のためだから…。」
そう言い聞かせた。
月は残酷なほどに強く、辺りを照らしていた。
瑞「…おかえり。」
麗「ただいま…!プリン買ってきたの。一緒にたべ…。」
瑞「そんなの、ただのフェイクでしょ?どうせ警察にでも行ったんだろ?」
麗「な、なんで…。」
瑞「俺はお前の双子の弟だ。麗香の考えなんざ、手に取るようにわかるよ。」
麗「…瑞希はこれからどうするの?」
瑞「どうするもこうするも…どうせ捕まるんだし、潔く捕まるよ。完全犯罪は難しいなぁ…俺でもできなかったんだしw」
まるで最近殺人を犯した人間じゃないように思えた。
瑞「…イカれてんだろ?変だろ?おかしいだろ?普通じゃないだろ?」
麗「…。」
瑞「そうだよな…w普通の人間から見たら、どう考えても普通じゃない。」
瑞「…本当なら、精神的に辛いこともされず、裕福で幸せになるはずだったんだけどなぁ…いつ歯車が狂ってしまったんだろ…w」
瑞「麗香。」
麗「…なに?」
瑞「''弟''だったやつの最後の願い、聞いてくれよ。」
私は口の中にある唾液を飲み込んだ。
瑞「俺みたいにならないで、幸せに生きろよ。」
麗「っえ…?」
瑞「大丈夫、俺と兄弟だったことも九条家の姓も無くすよ。だから…。」
瑞「俺のことや辛いことを考えたりせず、幸せになってくれ。」
瑞「俺は…罪深い罪人だからさw」
そう言ってニカッと笑って見せた。
瑞「ってことで、自首してくるぜ。」
瑞「じゃあな。」
そう言い残し、ドアを開け人で旅立ってしまった。
まるで夏の葉を枯らす秋の風景のように。
私は呆然としてしまい、しばらくそこから動けなかった。
まだ月は私を照らし続けていた。
警察署を出た後、とぼとぼと夜道を歩いていた。
これで、良かったのだろうか。
私の役目はこれで合ってましたか?
私の生き方は正解ですか?
麗「…でも、仕方なかったの。そう、仕方なかったの。彼のためだから…。」
そう言い聞かせた。
月は残酷なほどに強く、辺りを照らしていた。
瑞「…おかえり。」
麗「ただいま…!プリン買ってきたの。一緒にたべ…。」
瑞「そんなの、ただのフェイクでしょ?どうせ警察にでも行ったんだろ?」
麗「な、なんで…。」
瑞「俺はお前の双子の弟だ。麗香の考えなんざ、手に取るようにわかるよ。」
麗「…瑞希はこれからどうするの?」
瑞「どうするもこうするも…どうせ捕まるんだし、潔く捕まるよ。完全犯罪は難しいなぁ…俺でもできなかったんだしw」
まるで最近殺人を犯した人間じゃないように思えた。
瑞「…イカれてんだろ?変だろ?おかしいだろ?普通じゃないだろ?」
麗「…。」
瑞「そうだよな…w普通の人間から見たら、どう考えても普通じゃない。」
瑞「…本当なら、精神的に辛いこともされず、裕福で幸せになるはずだったんだけどなぁ…いつ歯車が狂ってしまったんだろ…w」
瑞「麗香。」
麗「…なに?」
瑞「''弟''だったやつの最後の願い、聞いてくれよ。」
私は口の中にある唾液を飲み込んだ。
瑞「俺みたいにならないで、幸せに生きろよ。」
麗「っえ…?」
瑞「大丈夫、俺と兄弟だったことも九条家の姓も無くすよ。だから…。」
瑞「俺のことや辛いことを考えたりせず、幸せになってくれ。」
瑞「俺は…罪深い罪人だからさw」
そう言ってニカッと笑って見せた。
瑞「ってことで、自首してくるぜ。」
瑞「じゃあな。」
そう言い残し、ドアを開け人で旅立ってしまった。
まるで夏の葉を枯らす秋の風景のように。
私は呆然としてしまい、しばらくそこから動けなかった。
まだ月は私を照らし続けていた。
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