色がない世界で
瑞希視点
瑞「.....。」
さっき倒れた、俺の姉貴。
彼女が起きるまで、俺は待ち続ける。
何時間だろうが、何日だろうが、何ヵ月だろうが。
瑞「姉貴...一体あんたは...なにを考えてるんだ?」
その瞬間、彼女の目が開いた。
瑞「姉貴...!!」
?『はぁ...。こちらもめんどくさいなぁ。』
いや、違う。
こいつは姉貴じゃない。麗香じゃない。
瑞「...てめぇ..誰だ?」
?『ふーん...やっぱり九条家の子供なだけあるね。頭が冴えてる。』
?『いや、”今は”アタシも九条家の人間か笑』
瑞「そんなことを聞いてるんじゃない。お前は誰だ。」
?『あー、名前ないんだよね笑 考えてくれない?』
瑞「...じゃあ、この手を使うしかないか。..さっき起きたばっかで申し訳ないけど...。」
ゴッ
?『あッ”』
バタッ
瑞「ほら、起きてよ。」
[太字]《姉貴。》[/太字]
昔からそうだった。
姉貴は元々情緒不安定だったこともあり、対処法くらいは知ってる。
それは一旦、意識を飛ばすこと。
とは言ってもそんなに強い衝撃は与えない。
姉貴の場合トン、と首を叩くと意識が飛ぶ。
だからその方法を使った。
?『戻ってくるわけないじゃーん。なに勘違いしちゃってんの?』
瑞「あっそ。ただの実験で、正直確率的に五分五分だったからどうでもいい。」
?『負け惜しみかい?恥ずかしいね~笑』
瑞「勝手に恥ずかしがってろボケ。俺がちゃんとこの手で麗香に戻す。」
?『へぇ~、出来るもんならやってみなよ。』
(なにこの中二病展開...)
瑞「.....。」
さっき倒れた、俺の姉貴。
彼女が起きるまで、俺は待ち続ける。
何時間だろうが、何日だろうが、何ヵ月だろうが。
瑞「姉貴...一体あんたは...なにを考えてるんだ?」
その瞬間、彼女の目が開いた。
瑞「姉貴...!!」
?『はぁ...。こちらもめんどくさいなぁ。』
いや、違う。
こいつは姉貴じゃない。麗香じゃない。
瑞「...てめぇ..誰だ?」
?『ふーん...やっぱり九条家の子供なだけあるね。頭が冴えてる。』
?『いや、”今は”アタシも九条家の人間か笑』
瑞「そんなことを聞いてるんじゃない。お前は誰だ。」
?『あー、名前ないんだよね笑 考えてくれない?』
瑞「...じゃあ、この手を使うしかないか。..さっき起きたばっかで申し訳ないけど...。」
ゴッ
?『あッ”』
バタッ
瑞「ほら、起きてよ。」
[太字]《姉貴。》[/太字]
昔からそうだった。
姉貴は元々情緒不安定だったこともあり、対処法くらいは知ってる。
それは一旦、意識を飛ばすこと。
とは言ってもそんなに強い衝撃は与えない。
姉貴の場合トン、と首を叩くと意識が飛ぶ。
だからその方法を使った。
?『戻ってくるわけないじゃーん。なに勘違いしちゃってんの?』
瑞「あっそ。ただの実験で、正直確率的に五分五分だったからどうでもいい。」
?『負け惜しみかい?恥ずかしいね~笑』
瑞「勝手に恥ずかしがってろボケ。俺がちゃんとこの手で麗香に戻す。」
?『へぇ~、出来るもんならやってみなよ。』
(なにこの中二病展開...)
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