めろんぱーかーの絵師を努めたら愛されました。
side なろ屋
のき、なんで●●さんと一緒にいたのかな...?
よくわかんないけど、だいぶ親しい関係っぽく見えたけど....気のせいってことにしておこう..
僕は先生の隙を見て、スマホを開く。
瞬間、さっきまで開いていた写真フォルダのDMのスクショが目に入る。
このDMのやりとりは翠先生、っていう絵師さんとのDMで、今度のMVのイラスト制作をお願いしている。
こんな作業DM誰かに見られたら終わる、そう考えて僕はすぐホームボタンを押してホームに戻る。
次のMVは、どんな風なのがいいかな....
ストーリーテイストのものを考えている。
頭を回転させていると、ふいに隣の席の人がこちらに目を回していることに気がついた。
「.................え?」
隣の人....●●さんがそう、小さく声を発した。
「.....ど、どうしたの...?」
まさかDMを見られたか、..と、嫌な考えが脳裏をよぎる。
「.......その、でぃ、DM...え....?」
うわ、.......見られた.....?
どうしよ....
かといって、ここで僕がめろぱかメンバーです、というのもなんだかなぁと思う。
●●さんがどういう思いで言ったのかがわからないから。
●●さんがリスナーという立場だったら。●●さんが関係者...もしくは「翠先生」だったら。
まぁ、それはないか。
翠先生の絵柄は高校生とは思えないほどうまい。
しかも翠先生の本業は絵師じゃなくて漫画家。
答えを脳内会議で導こうとしていると、ふいに教室がざわめく。
「失礼しまーす。1年2組[漢字]水見[/漢字][ふりがな]みずみ[/ふりがな]そらねこでーす。ここのクラスに猫ちゃんのヘアピンの落とし物届いてませんかー!」
................そらちゃん....?
さすがに動揺したのか。
●●さんはさっきのことをなかったことにするようにして前を向いた。
まわりはざわざわと。
かわいー、なにー、やばいーとかとか。
うるさいなぁ、そらちゃんの話をきいてあげればいいのに。
まぁ聞くほどの内容じゃないけど。
担任はすぐに反応する。
「猫のヘアピン?届いてないですね。他をあたってください。」
切り捨てるように担任はそう言った。
「えー!?だってこのクラス最後だよ!?ねぇ〜!!...............あ」
そらちゃんは途端、どこかに向かってあるき始めた。
「ねねっ君のピン、僕のと似てる...!貸してくれない..!?」
●●さんだ。●●さんのつけているヘアピンがそらちゃんのピンと似ていたのかなんだか知らないけど、突然そんなことを言い始めた。
.........は?
「ちょっとそらちゃん....さすがにやめなよ....」
するとそらちゃんは今僕の存在に気づいたのか。
はっとした表情で僕をみてきた。
「....えっなろ屋さん?いたんだ....だって...ヘアピン.......」
そらちゃんはうるうるとした瞳で僕を見つめる。
.................う....
「あ、な、なろ屋さん..!大丈夫です..!貸します....!」
「やった〜〜!ありがとう!!」
えぇ.....いいのかなぁ......
「ごめんねうちのねこが。」
僕は申し訳程度でそう言った。
こんな風に、どんどん僕の友人たちは、
●●さんとの距離が縮まっていく。
のき、なんで●●さんと一緒にいたのかな...?
よくわかんないけど、だいぶ親しい関係っぽく見えたけど....気のせいってことにしておこう..
僕は先生の隙を見て、スマホを開く。
瞬間、さっきまで開いていた写真フォルダのDMのスクショが目に入る。
このDMのやりとりは翠先生、っていう絵師さんとのDMで、今度のMVのイラスト制作をお願いしている。
こんな作業DM誰かに見られたら終わる、そう考えて僕はすぐホームボタンを押してホームに戻る。
次のMVは、どんな風なのがいいかな....
ストーリーテイストのものを考えている。
頭を回転させていると、ふいに隣の席の人がこちらに目を回していることに気がついた。
「.................え?」
隣の人....●●さんがそう、小さく声を発した。
「.....ど、どうしたの...?」
まさかDMを見られたか、..と、嫌な考えが脳裏をよぎる。
「.......その、でぃ、DM...え....?」
うわ、.......見られた.....?
どうしよ....
かといって、ここで僕がめろぱかメンバーです、というのもなんだかなぁと思う。
●●さんがどういう思いで言ったのかがわからないから。
●●さんがリスナーという立場だったら。●●さんが関係者...もしくは「翠先生」だったら。
まぁ、それはないか。
翠先生の絵柄は高校生とは思えないほどうまい。
しかも翠先生の本業は絵師じゃなくて漫画家。
答えを脳内会議で導こうとしていると、ふいに教室がざわめく。
「失礼しまーす。1年2組[漢字]水見[/漢字][ふりがな]みずみ[/ふりがな]そらねこでーす。ここのクラスに猫ちゃんのヘアピンの落とし物届いてませんかー!」
................そらちゃん....?
さすがに動揺したのか。
●●さんはさっきのことをなかったことにするようにして前を向いた。
まわりはざわざわと。
かわいー、なにー、やばいーとかとか。
うるさいなぁ、そらちゃんの話をきいてあげればいいのに。
まぁ聞くほどの内容じゃないけど。
担任はすぐに反応する。
「猫のヘアピン?届いてないですね。他をあたってください。」
切り捨てるように担任はそう言った。
「えー!?だってこのクラス最後だよ!?ねぇ〜!!...............あ」
そらちゃんは途端、どこかに向かってあるき始めた。
「ねねっ君のピン、僕のと似てる...!貸してくれない..!?」
●●さんだ。●●さんのつけているヘアピンがそらちゃんのピンと似ていたのかなんだか知らないけど、突然そんなことを言い始めた。
.........は?
「ちょっとそらちゃん....さすがにやめなよ....」
するとそらちゃんは今僕の存在に気づいたのか。
はっとした表情で僕をみてきた。
「....えっなろ屋さん?いたんだ....だって...ヘアピン.......」
そらちゃんはうるうるとした瞳で僕を見つめる。
.................う....
「あ、な、なろ屋さん..!大丈夫です..!貸します....!」
「やった〜〜!ありがとう!!」
えぇ.....いいのかなぁ......
「ごめんねうちのねこが。」
僕は申し訳程度でそう言った。
こんな風に、どんどん僕の友人たちは、
●●さんとの距離が縮まっていく。
このボタンは廃止予定です