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【参加型】めろぱかの彼女募集します!(全界隈7月22日〜

#3

のっきたん&まゆたさんの小説

side まゆた

がたん、がたんと電車が音を立てて東の方向に走ってゆく。
この電車は少し早めの発なので、人は僕を含め、片手で数え切れるくらいの数人しか乗車していない。
ただひたすらに電車に揺られているのは、そこまで気持ちはよくない。
まぁ、黄昏に浸っているのも、悪くはないけど。
「[漢字]姫論[/漢字][ふりがな]めろん[/ふりがな]駅〜姫論駅〜」
電車のアナウンスが響き渡る。
あ、降りる駅だ。ドアが音を立てて開く前に、僕は座っていた席から立ってドアの前に立った。


_学校_
僕は、学校につくといつも校門の前で待っている。
なんでかって...?それは...
「あっ、まゆたさん!おはようございますっ!」
「おはよう、のっきさん!」
のっきさんを待つため。
「今日も私のまゆたさんが可愛いです〜!」 ギュッ
「わ.....!ちょ、のっきさん....!」
やけにスキンシップが多い、って思うでしょ。
それは、僕とのっきさんが付き合ってるから。
「可愛すぎます、大好きです〜♡」 ギュー
「人来る、人来る...」
よくわかんないけど、なんか告白されて、付き合うことになった。
なんで、のっきさんみたいな人気者が、僕みたいなやつに告白したんだろう。
今でもそう思っている。

「.....人も来てきたし、そろそろ行こっか?」
「あ、そうですね!.....はい、手!」
............えぇ?手...?
「嫌でしたか.....?」
う.......そんなわんこみたいな目で見つめられたらなにも言い返せないよ...
「嫌じゃないよ....わかった、はい。」
「まゆたさん大好きです〜!一生離しません!」
「えぇ....?」


_放課後_
side のっき

思わず、スキップをしてしまっていた。
いけない、と思いいつつ、姿勢をもとに戻す。........今日も、まゆたさんと一緒に帰れるんだ....!
そう思っただけで、自然と笑みがこぼれてしまう。
いつも私とまゆたさんは校門で待ち合わせをしている。
お互いのクラスに違いが大きいから、私がそれを提案した。

上靴を脱ぎ、靴に履き替える。
いつもなら、走ってまゆたさんのところへ行っていただろう。
でも、今日は無理だった。
遠目で見ればわかる。
................まゆたさん、翔くんと一緒にいる...?
ど、どうして....

できるだけ2人にバレないよう近づき、声を聞く。
「ええやん!の.......た....喜ぶ....で!」
あまり2人に近づけないから、聞こえてくる声もとぎれとぎれになってしまう。
........翔くん、一体何を話してるの...?
まゆたさんも、少し上機嫌っぽいし....
すると、1人の女子生徒が翔くんに近づいていった。

その声は、びっくりするぐらいはっきり聞こえた。
「ちょっと、翔!教室で待ってて、って言ったよね!?」
..........え?
「うわ、ごめん未羽!来るの遅かったら先行ってるんかと思った...!」
「..........もう責任取ってよね、探したんだから。ほら、帰ろ。.....えっと、まゆたさん...?だよね、またね」
そう言って、女子生徒と翔くんは一緒に帰っていった。
...........我慢ならない。
私はまゆたさんに近づいた。

「まゆたさん....?」
「.....っ、あ。のっきさん!遅かったね」
「.........」
「のっきさん....?」
「さっき.......」
「え...?」
「さっき、どうして翔くんといたんですか?」
いてもたってもいられなくなった。
「............あ....。もういいや、あのね。」
何を、言われるのだろう。
別れたい、とか...?
そんな考えが脳裏をよぎった。
「のっきさん、7月1日誕生日でしょ?」
「............え?」
え?
「だから、サプライズでなんかプレゼントしようと思ったんだけど....僕のセンスじゃ無理だから、現役彼女のいる翔さんに聞いてみた.....だけ...」
え........
じゃあ、まゆたさんはサプライズをしようとしてくれていた....だけ?

「...............まゆたさーんっ!!!」 ギュッ
「.........え!?」
「もう大好きです〜っ!」 ギュー
「.......の、のっきさん。ちょっと早いけど、プレゼント...」
「え.......」

チュッ 

「えっ.....?」
「しょ、翔さんに聞いたら、彼氏は彼女からの、き.....キスが喜ぶっていうから....」
それでも、不意打ちはないと思う。
だって......口だよ...?
「...........じゃあお礼に、今日は私とずっとぎゅーできる券あげます!!」 ギュッ
「........え!?」

大好きすぎて、おかしくなっちゃいそう...

このボタンは廃止予定です

作者メッセージ

まゆたさんご参加ありがとうございました🎶
今回は王道恋愛もののお話を書きました🥹💘
こうゆう、みんなだいすきな恋愛ものって展開を裏切らないからいいですよね~🫶🪄
気に入っていただければうれしいです,,ᴗ ̫ ᴗ,,💭🤍

2024/01/03 10:43

なろっこさっきー ID:≫ipB8eroXHA3fE
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