平凡少女は異世界に行ったらチートになった様です。
●●side
「次はどこへ行くの?」
「うーん、こっち」
私達はマイロに着いて行った。
「この山の向こう側から進んだ側に魔王城があるみたいだな」
「あ!川が流れてるよ!あたち初めて川見たよ!ちゅんごく綺麗だね!」
「あら本当。綺麗ね」
私も見ようと目を向ける。
「…!」
私は咄嗟に目を背ける。足が震える。恐怖で声も出せない。目眩もしてきた。思わずしゃがみ込む。見たくもない映像が流れ込む。
「●●!?大丈夫か?どこか痛いのか?」
首を横に振る。
「●●さん喋れる?」
また首を横に振る。声が出せない。
「取り敢えず歩けにゃさそうだから誰か運んであげてにゃ」
「ここは彼氏であるマイロが運んであげたらどうかしら?」
「●●いいか?」
頷く。
「じゃ、よっこらせ!」
視界が急に上がる。あれ?お姫様抱っこ?
「ちょっと話してくるな」
みんなから離れた場所に着いた。
「そろそろ話せるか?」
「う、うん…」
「で?何でこうなったかわかるか?」
「なんか…川を見たら急に怖くなって…忘れたい事とかを思い出しちゃったの」
思い出すだけで怖くなる。
「話せたらで良いけど、忘れたい事ってのはどんな感じのない様なんだ?」
「えーと…私、前世で一度他クラスの子と遊びに行ったの、川に。その時に、川辺に立ってたらいきなり突き落とされて…溺れかけたの。頑張って上がったら一緒に来た子は居なくなってて。学校に行ったら他クラスの子達はみんな私をいない存在同然に扱ってた。だから私は喋らなくなったんだ。人が信用できなくなって。あの子達と仲良くなれると思ったのにね。剣君だけだよ?私とちゃんと話せてるのは」
「●●…トラウマって奴だな。でも安心しろよ。俺らは●●を川に落としたりしないし。にしても犯人はあいつらかよ。雰囲気悪かったしな。あー!ぶっ潰したい」
物騒だね。
「物理的に?」
「いやいやそんな事あるかよ」
「だよね。ありがとう!マイロ!」
[小文字]「笑顔可愛い…●●は俺が守るからな」[/小文字]
「なんて言ったの?」
気になる。
「な、何でもない!」
「マイロ照れてるー!」
「言うな!」
私達は笑い合う。こんな日々がずっと続いたら良いなぁ。幸せな空間。
[水平線]「●●さんまだなの!?」
ここはそうでもなかったが。
「次はどこへ行くの?」
「うーん、こっち」
私達はマイロに着いて行った。
「この山の向こう側から進んだ側に魔王城があるみたいだな」
「あ!川が流れてるよ!あたち初めて川見たよ!ちゅんごく綺麗だね!」
「あら本当。綺麗ね」
私も見ようと目を向ける。
「…!」
私は咄嗟に目を背ける。足が震える。恐怖で声も出せない。目眩もしてきた。思わずしゃがみ込む。見たくもない映像が流れ込む。
「●●!?大丈夫か?どこか痛いのか?」
首を横に振る。
「●●さん喋れる?」
また首を横に振る。声が出せない。
「取り敢えず歩けにゃさそうだから誰か運んであげてにゃ」
「ここは彼氏であるマイロが運んであげたらどうかしら?」
「●●いいか?」
頷く。
「じゃ、よっこらせ!」
視界が急に上がる。あれ?お姫様抱っこ?
「ちょっと話してくるな」
みんなから離れた場所に着いた。
「そろそろ話せるか?」
「う、うん…」
「で?何でこうなったかわかるか?」
「なんか…川を見たら急に怖くなって…忘れたい事とかを思い出しちゃったの」
思い出すだけで怖くなる。
「話せたらで良いけど、忘れたい事ってのはどんな感じのない様なんだ?」
「えーと…私、前世で一度他クラスの子と遊びに行ったの、川に。その時に、川辺に立ってたらいきなり突き落とされて…溺れかけたの。頑張って上がったら一緒に来た子は居なくなってて。学校に行ったら他クラスの子達はみんな私をいない存在同然に扱ってた。だから私は喋らなくなったんだ。人が信用できなくなって。あの子達と仲良くなれると思ったのにね。剣君だけだよ?私とちゃんと話せてるのは」
「●●…トラウマって奴だな。でも安心しろよ。俺らは●●を川に落としたりしないし。にしても犯人はあいつらかよ。雰囲気悪かったしな。あー!ぶっ潰したい」
物騒だね。
「物理的に?」
「いやいやそんな事あるかよ」
「だよね。ありがとう!マイロ!」
[小文字]「笑顔可愛い…●●は俺が守るからな」[/小文字]
「なんて言ったの?」
気になる。
「な、何でもない!」
「マイロ照れてるー!」
「言うな!」
私達は笑い合う。こんな日々がずっと続いたら良いなぁ。幸せな空間。
[水平線]「●●さんまだなの!?」
ここはそうでもなかったが。
このボタンは廃止予定です