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本作は一部を除きフィクションです。
一部を除き、実在する人物、出来事、組織とは関係ありません。

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世界に溢れる夢

#6

6.記憶を戻す旅(4)

[中央寄せ]・・・[/中央寄せ]
 ――ここは何処だ…。確か僕は車に轢かれて…。何で、生きてる?
《生まれて来てくれてありがとう…。あなたの名前はノイトだよ。》
 ――これはもしかして…転生?

《ノイト、『禁忌魔法』に興味があるのか?あれは、
ロマンの具現だよ。》
 ――上級魔導士の優しいお兄さん…。確か名前は…何だったっけ…。

《ノイト、この時計塔を頼んだよ。》

 「ハッ!!」
目に映るのは宿屋の部屋の天井。
「夢か…。」
「おはよう、ノイト!」
「うん。おはよう、リーリャ。」
リーリャはマジックバッグの中身を整理したところらしく、バッグの中に入っていた本を読んでいた。
「この本に魔法のことがたくさん書かれてるよ!」
それは昨日ノイトがリーリャに買ってあげた本で、魔法、魔術、魔物や薬草の種類など色々なことが書かれている。
「『超級魔法:[漢字]金縛り[/漢字][ふりがな]パライシス[/ふりがな]』相手の動きを封じる技。だって!」
「厄介な魔法覚えなくて良いから…。ロズウェルさんとの待ち合わせ場所に行くよ。」
「は〜い!」
荷物をまとめて2人は宿屋を出た。南門に向かうと、もうすでにロズウェルと他のエスミルト騎士団のメンバーがいた。
「おはよう、ノイト、リーリャ。それじゃあ行こうか。俺たちの準備はもう出来ている。」
「「はい!」」
2番隊と5番隊は別々のルートを通り、鉱山都市·エスミルトを後にした。
[中央寄せ]・・・[/中央寄せ]
「ベルリス、周囲に魔物の反応はあるか?」
ロズウェルはベルリスに尋ねた。
「…。北東、2km先に5体、西、800m先に3体いる。」
「よし。戦闘準備だ!」
ロズウェルの掛け声とともに騎士団が動き出す。ノイトは革の手袋を手にはめて西の方角へ手をかざす。
「[明朝体][大文字][斜体][太字]ゴ[/太字]ゴッ[/斜体][/大文字][/明朝体]」
「これは…!ゴーレムか!!」
モルディーが剣を抜いて駆け出し、ゴーレムの攻撃を避けて高く跳ぶ。
〈[斜体]ビキビキビキッ[/斜体]〉
「[明朝体][大文字]ゴゴッ、ゴッ[/大文字][/明朝体]」
モルディーの剣は1体のゴーレムを真っ二つに割った。
ベルリスが弓を放つとそのゴーレムの目のようなところに命中した。
「[明朝体][大文字]ゴガッ[/大文字][/明朝体]」
ゴーレムは粉々に砕け散って消えた。
「あと2体か!」
先ほどベルリスとモルディーが倒したゴーレムの数倍はありそうな大きさだった。それが2体もいる。それを見たベルリスがノイトに向かって言った。
「エスミルト騎士団は剣技の手練れの集まりだ。魔法を使いこなせるやつはそう多くない。お手並み拝見といこうか、ノイトくん。」
「はい。」
ノイトは考える。
(このゴーレムは岩石と土で出来ている。当然火炎魔法は効きにくいだろう。あの目のようなところを攻撃すれば再生はしない。となれば…。)
ノイトは魔法を唱えた。
[中央寄せ][[漢字][太字]成木[/太字][/漢字][ふりがな]グロウ[/ふりがな]][/中央寄せ]
ノイトの足元から勢いよく木が生え、ゴーレムの身体に沿って成長していく。枝の先がゴーレムの目を貫通してゴーレムが砕ける。
「[明朝体]ゴガッ[/明朝体]」
「あと1体。」
そう呟いてゴーレムに向かってロズウェルが突っ込んでいく。
「うおぉぉ、ハァッ!!」
〈[斜体][大文字]ズバンッ[/大文字][/斜体]〉
ゴーレムの身体がきれいに真っ二つ。ロズウェルが剣術だけでこの巨大なゴーレムを、たった1人で倒したのだ。
「すごい…。」
と呟くリーリャを見てロズウェルが笑みを浮かべる。
「俺は誰かを守るために努力して、ここまで強くなれたんだ。リーリャもいつかなりたい自分になれると思うよ。」
嬉しそうにしてリーリャが返事をする。
「[斜体]はいっ!![/斜体]」
(僕も頑張らないと…!リーリャの記憶を戻すために!)
再び一行は歩き始める。
[中央寄せ]・・・[/中央寄せ]
しばらく歩くと、一行は足を止めた。
「あそこに見えるのが『失われた古城』だ。」
「あれが…。」
「今回はここまでの護衛になっちゃうけど良いかな?」
「「はい!ありがとうございます!」」
先に進むエスミルト騎士団を見送ったあと、2人は『失われた古城』へと歩き出した。
「ねぇノイト、『失われた古城』ってどういう場所なの?」
「確か…何処かの都市から逃げ出してきたある人が魔法で建てた城で、魔法で作った城の住人たちと暮らしていたところだった気がする。」
「そうなんだ…。楽しみだね!」

作者メッセージ

 作者の御鏡 梟(みかがみ きょう)です。
今回、ロズウェルの実力が垣間見える場面がありました。鋭い読者の方であれば、ノイトもそれなりに魔法の実力があることも読み取れると思います。はたしてリーリャの実力は…?次回もお楽しみに!
本作を読んでの感想の他、キャラクターや世界観などについての質問も受付けています。本作品を読んでいただき、ありがとうございました!!

2025/02/23 20:13

御鏡 梟 ID:≫ m9kR/WFBrng.A
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