世界に溢れる夢
[中央寄せ]・・・[/中央寄せ]
――ここは何処だ…。確か僕は車に轢かれて…。何で、生きてる?
《生まれて来てくれてありがとう…。あなたの名前はノイトだよ。》
――これはもしかして…転生?
《ノイト、『禁忌魔法』に興味があるのか?あれは、
ロマンの具現だよ。》
――上級魔導士の優しいお兄さん…。確か名前は…何だったっけ…。
《ノイト、この時計塔を頼んだよ。》
「ハッ!!」
目に映るのは宿屋の部屋の天井。
「夢か…。」
「おはよう、ノイト!」
「うん。おはよう、リーリャ。」
リーリャはマジックバッグの中身を整理したところらしく、バッグの中に入っていた本を読んでいた。
「この本に魔法のことがたくさん書かれてるよ!」
それは昨日ノイトがリーリャに買ってあげた本で、魔法、魔術、魔物や薬草の種類など色々なことが書かれている。
「『超級魔法:[漢字]金縛り[/漢字][ふりがな]パライシス[/ふりがな]』相手の動きを封じる技。だって!」
「厄介な魔法覚えなくて良いから…。ロズウェルさんとの待ち合わせ場所に行くよ。」
「は〜い!」
荷物をまとめて2人は宿屋を出た。南門に向かうと、もうすでにロズウェルと他のエスミルト騎士団のメンバーがいた。
「おはよう、ノイト、リーリャ。それじゃあ行こうか。俺たちの準備はもう出来ている。」
「「はい!」」
2番隊と5番隊は別々のルートを通り、鉱山都市·エスミルトを後にした。
[中央寄せ]・・・[/中央寄せ]
「ベルリス、周囲に魔物の反応はあるか?」
ロズウェルはベルリスに尋ねた。
「…。北東、2km先に5体、西、800m先に3体いる。」
「よし。戦闘準備だ!」
ロズウェルの掛け声とともに騎士団が動き出す。ノイトは革の手袋を手にはめて西の方角へ手をかざす。
「[明朝体][大文字][斜体][太字]ゴ[/太字]ゴッ[/斜体][/大文字][/明朝体]」
「これは…!ゴーレムか!!」
モルディーが剣を抜いて駆け出し、ゴーレムの攻撃を避けて高く跳ぶ。
〈[斜体]ビキビキビキッ[/斜体]〉
「[明朝体][大文字]ゴゴッ、ゴッ[/大文字][/明朝体]」
モルディーの剣は1体のゴーレムを真っ二つに割った。
ベルリスが弓を放つとそのゴーレムの目のようなところに命中した。
「[明朝体][大文字]ゴガッ[/大文字][/明朝体]」
ゴーレムは粉々に砕け散って消えた。
「あと2体か!」
先ほどベルリスとモルディーが倒したゴーレムの数倍はありそうな大きさだった。それが2体もいる。それを見たベルリスがノイトに向かって言った。
「エスミルト騎士団は剣技の手練れの集まりだ。魔法を使いこなせるやつはそう多くない。お手並み拝見といこうか、ノイトくん。」
「はい。」
ノイトは考える。
(このゴーレムは岩石と土で出来ている。当然火炎魔法は効きにくいだろう。あの目のようなところを攻撃すれば再生はしない。となれば…。)
ノイトは魔法を唱えた。
[中央寄せ][[漢字][太字]成木[/太字][/漢字][ふりがな]グロウ[/ふりがな]][/中央寄せ]
ノイトの足元から勢いよく木が生え、ゴーレムの身体に沿って成長していく。枝の先がゴーレムの目を貫通してゴーレムが砕ける。
「[明朝体]ゴガッ[/明朝体]」
「あと1体。」
そう呟いてゴーレムに向かってロズウェルが突っ込んでいく。
「うおぉぉ、ハァッ!!」
〈[斜体][大文字]ズバンッ[/大文字][/斜体]〉
ゴーレムの身体がきれいに真っ二つ。ロズウェルが剣術だけでこの巨大なゴーレムを、たった1人で倒したのだ。
「すごい…。」
と呟くリーリャを見てロズウェルが笑みを浮かべる。
「俺は誰かを守るために努力して、ここまで強くなれたんだ。リーリャもいつかなりたい自分になれると思うよ。」
嬉しそうにしてリーリャが返事をする。
「[斜体]はいっ!![/斜体]」
(僕も頑張らないと…!リーリャの記憶を戻すために!)
再び一行は歩き始める。
[中央寄せ]・・・[/中央寄せ]
しばらく歩くと、一行は足を止めた。
「あそこに見えるのが『失われた古城』だ。」
「あれが…。」
「今回はここまでの護衛になっちゃうけど良いかな?」
「「はい!ありがとうございます!」」
先に進むエスミルト騎士団を見送ったあと、2人は『失われた古城』へと歩き出した。
「ねぇノイト、『失われた古城』ってどういう場所なの?」
「確か…何処かの都市から逃げ出してきたある人が魔法で建てた城で、魔法で作った城の住人たちと暮らしていたところだった気がする。」
「そうなんだ…。楽しみだね!」
――ここは何処だ…。確か僕は車に轢かれて…。何で、生きてる?
《生まれて来てくれてありがとう…。あなたの名前はノイトだよ。》
――これはもしかして…転生?
《ノイト、『禁忌魔法』に興味があるのか?あれは、
ロマンの具現だよ。》
――上級魔導士の優しいお兄さん…。確か名前は…何だったっけ…。
《ノイト、この時計塔を頼んだよ。》
「ハッ!!」
目に映るのは宿屋の部屋の天井。
「夢か…。」
「おはよう、ノイト!」
「うん。おはよう、リーリャ。」
リーリャはマジックバッグの中身を整理したところらしく、バッグの中に入っていた本を読んでいた。
「この本に魔法のことがたくさん書かれてるよ!」
それは昨日ノイトがリーリャに買ってあげた本で、魔法、魔術、魔物や薬草の種類など色々なことが書かれている。
「『超級魔法:[漢字]金縛り[/漢字][ふりがな]パライシス[/ふりがな]』相手の動きを封じる技。だって!」
「厄介な魔法覚えなくて良いから…。ロズウェルさんとの待ち合わせ場所に行くよ。」
「は〜い!」
荷物をまとめて2人は宿屋を出た。南門に向かうと、もうすでにロズウェルと他のエスミルト騎士団のメンバーがいた。
「おはよう、ノイト、リーリャ。それじゃあ行こうか。俺たちの準備はもう出来ている。」
「「はい!」」
2番隊と5番隊は別々のルートを通り、鉱山都市·エスミルトを後にした。
[中央寄せ]・・・[/中央寄せ]
「ベルリス、周囲に魔物の反応はあるか?」
ロズウェルはベルリスに尋ねた。
「…。北東、2km先に5体、西、800m先に3体いる。」
「よし。戦闘準備だ!」
ロズウェルの掛け声とともに騎士団が動き出す。ノイトは革の手袋を手にはめて西の方角へ手をかざす。
「[明朝体][大文字][斜体][太字]ゴ[/太字]ゴッ[/斜体][/大文字][/明朝体]」
「これは…!ゴーレムか!!」
モルディーが剣を抜いて駆け出し、ゴーレムの攻撃を避けて高く跳ぶ。
〈[斜体]ビキビキビキッ[/斜体]〉
「[明朝体][大文字]ゴゴッ、ゴッ[/大文字][/明朝体]」
モルディーの剣は1体のゴーレムを真っ二つに割った。
ベルリスが弓を放つとそのゴーレムの目のようなところに命中した。
「[明朝体][大文字]ゴガッ[/大文字][/明朝体]」
ゴーレムは粉々に砕け散って消えた。
「あと2体か!」
先ほどベルリスとモルディーが倒したゴーレムの数倍はありそうな大きさだった。それが2体もいる。それを見たベルリスがノイトに向かって言った。
「エスミルト騎士団は剣技の手練れの集まりだ。魔法を使いこなせるやつはそう多くない。お手並み拝見といこうか、ノイトくん。」
「はい。」
ノイトは考える。
(このゴーレムは岩石と土で出来ている。当然火炎魔法は効きにくいだろう。あの目のようなところを攻撃すれば再生はしない。となれば…。)
ノイトは魔法を唱えた。
[中央寄せ][[漢字][太字]成木[/太字][/漢字][ふりがな]グロウ[/ふりがな]][/中央寄せ]
ノイトの足元から勢いよく木が生え、ゴーレムの身体に沿って成長していく。枝の先がゴーレムの目を貫通してゴーレムが砕ける。
「[明朝体]ゴガッ[/明朝体]」
「あと1体。」
そう呟いてゴーレムに向かってロズウェルが突っ込んでいく。
「うおぉぉ、ハァッ!!」
〈[斜体][大文字]ズバンッ[/大文字][/斜体]〉
ゴーレムの身体がきれいに真っ二つ。ロズウェルが剣術だけでこの巨大なゴーレムを、たった1人で倒したのだ。
「すごい…。」
と呟くリーリャを見てロズウェルが笑みを浮かべる。
「俺は誰かを守るために努力して、ここまで強くなれたんだ。リーリャもいつかなりたい自分になれると思うよ。」
嬉しそうにしてリーリャが返事をする。
「[斜体]はいっ!![/斜体]」
(僕も頑張らないと…!リーリャの記憶を戻すために!)
再び一行は歩き始める。
[中央寄せ]・・・[/中央寄せ]
しばらく歩くと、一行は足を止めた。
「あそこに見えるのが『失われた古城』だ。」
「あれが…。」
「今回はここまでの護衛になっちゃうけど良いかな?」
「「はい!ありがとうございます!」」
先に進むエスミルト騎士団を見送ったあと、2人は『失われた古城』へと歩き出した。
「ねぇノイト、『失われた古城』ってどういう場所なの?」
「確か…何処かの都市から逃げ出してきたある人が魔法で建てた城で、魔法で作った城の住人たちと暮らしていたところだった気がする。」
「そうなんだ…。楽しみだね!」