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本作は一部を除きフィクションです。
一部を除き、実在する人物、出来事、組織とは関係ありません。

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世界に溢れる夢

#16

16.止められた時の中で(2)

[中央寄せ]・・・[/中央寄せ]

リーリャはノルティーク大陸・レミステラの中枢にある『[漢字]門[/漢字][ふりがな]ゲート[/ふりがな]』の前に到着した。大きな扉がいくつも並んでいる。
「[斜体]ハァ...。ハァ...。[/斜体]...これが『[漢字]門[/漢字][ふりがな]ゲート[/ふりがな]』...どうやって使うんだろう?早くノルストラに行かないといけないのに...!!」
「お嬢さん、どうかしましたか?」
そこで、リーリャを見つけた見回りの警備員が声をかける。リーリャは警備員に気づき、咄嗟に状況を説明した。
「あの、私、今すぐにノルストラに行かなくちゃいけないんです!!この『[漢字]門[/漢字][ふりがな]ゲート[/ふりがな]』の使い方を教えてください!!」
「あぁ...それなら、あの青色の扉のところに行くと良いよ。少し魔力を込めればノルストラに[漢字]空間転移[/漢字][ふりがな]テレポート[/ふりがな]出来る。」
「分かりました!!ありがとうございます!!!!」
リーリャは警備員に軽くお辞儀をして、すぐにノルストラの『[漢字]門[/漢字][ふりがな]ゲート[/ふりがな]』に入る。視界が激しい光で満たされて目が眩んだ。思わず目を閉じたリーリャが次に目を開いたとき、そこにはノルストラの景色が広がっていた。
「ここがノルストラ...。早くミストルの町に戻らないと。」
リーリャは再び走り出した。人で賑わっている通りを走り抜け、遠くに見える時計塔を目指す。
(ハァ...あそこにイグさんが言ってたノイトの大切なものが...!!)
リーリャは坂を駆け上がり、時計塔に着いた。そして時計塔の扉を開け、螺旋階段を駆け上がる。
(ノイトの大切なもの...なんだろう...?早くノイトのところに持っていってあげないと...!!)

[中央寄せ][小文字][太字]ノイトの放った技〔[漢字]時夢姫[/漢字][ふりがな]シンデレラ[/ふりがな]〕の効果終了まで:残り [下線]34[/下線]分[/太字][/小文字]
[/中央寄せ]
[中央寄せ]・・・[/中央寄せ]

「[斜体]ぐっ!![/斜体]」
魔神の魔力で出来た魔物たちの数はどんどん増え続けている一方だ。エスミルト騎士団の面々やイグなどの実力者の力を持ってしても、魔神の魔力には追いつけない。

[中央寄せ]居合[[漢字][明朝体][太字]霧雨[/太字][/明朝体][/漢字][ふりがな]きりさめ[/ふりがな]][/中央寄せ]

イグの居合術が魔物たちを一瞬で切り刻む。が、また魔物たちが増える。

[中央寄せ][[漢字][太字]火蜥蜴[/太字][/漢字][ふりがな]サラマンダー[/ふりがな]]!![/中央寄せ]

ベルリスが振り上げた杖の先から炎が噴き出し、やがてそれは巨大な炎のトカゲとなった。そのトカゲが魔物たちを焦がしながら魔神の方へと突き進んでいく。だがしかし、魔神の周囲に霧散していた魔力の密度が高いせいで、だんだんと速度が落ちていっている。
「グッ...どんだけ濃いんだよ...あいつの魔力はァ!!」

[中央寄せ][小文字][太字]ノイトの放った技〔[漢字]時夢姫[/漢字][ふりがな]シンデレラ[/ふりがな]〕の効果終了まで:残り [下線]23[/下線]分[/太字][/小文字]
[/中央寄せ]
[中央寄せ]・・・[/中央寄せ]

「あった...これかも...!!」
リーリャは時計塔の4階の部屋で、古い小さな小箱を見つけた。リーリャは迷わずそれを手に取って再び魔神の遺跡へと向かった。先程走ってきた道を戻り、ノルストラの中枢にある『[漢字]門[/漢字][ふりがな]ゲート[/ふりがな]』に入る。
再び視界が光で満たされ、次の瞬間にはレミステラに[漢字]空間転移[/漢字][ふりがな]テレポート[/ふりがな]していた。
(レミステラから走って幸福のチャペルへ...そこからまたあの怖い牢獄都市を抜けて、魔神の遺跡...ノイトのいる場所へ...!!)
リーリャが首にかけていた[漢字]幻想の首飾り[/漢字][ふりがな]ファンタジア・ペンダント[/ふりがな]が道を作っていく。リーリャの目の前に広がる道を走り抜けて、ノイトの元へと走る。
幸福のチャペルを横目に通り過ぎ、ノイトの攻撃で崩壊した牢獄都市の瓦礫の上を駆け抜け、再びあの遺跡にたどり着いた。
(ノイト...!!今行くからね!!)
暗い階段と通路を抜け、明るい部屋に出た。
「[大文字][斜体]ノイト!![/斜体][/大文字]」
リーリャの声が聞こえ、戦っていたエスミルト騎士団のメンバーとイグは微笑んだ。ロズウェルが剣を構えたままリーリャの元へと跳び下がってきた。
「リーリャ、よく間に合ってくれた。ギリギリセーフだ。俺たちが道をこじ開けるから、リーリャはノイトのところへ。」
「はい!!」
会話を聞いていたイグも剣を構え、ロズウェルと共に道を作る。
[中央寄せ][[漢字][太字]剣裂[/太字][/漢字][ふりがな]ラセレイト[/ふりがな]]!![/中央寄せ]
[中央寄せ]居合[[漢字][太字]愛喰[/太字][/漢字][ふりがな]まなぐい[/ふりがな]]!![/中央寄せ]

[中央寄せ][小文字][太字]ノイトの放った技〔[漢字]時夢姫[/漢字][ふりがな]シンデレラ[/ふりがな]〕の効果終了まで:残り [下線]5[/下線]分[/太字][/小文字]
[/中央寄せ]


作者メッセージ

 作者の御鏡 梟(みかがみ きょう)です。

丸々8ヶ月もの間執筆をすっかりと忘れていて投稿出来ておらず申し訳ありませんでした。相変わらず不定期的に投稿するつもりですが、どうか気に入ってもらえたら引き続き呼んでいただけると幸いです。

今回、リーリャが再び大活躍でしたね。果たしてリーリャが見つけたノイトの大切なものとは...?次回もお楽しみに!
本作を読んでの感想の他、キャラクターや世界観などについての質問も受付けています。本作品を読んでいただき、ありがとうございました!!

2025/11/04 19:45

御鏡 梟 ID:≫ m9kR/WFBrng.A
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