深夜は僕らのスミカである。
箕月side
「今日、何曜日…あっ、金曜日…」
普段家にこもっていると曜日感覚やら時間感覚やら、時には生存感覚すら失っている自分に少し悪寒が走る。
「今日は学校に行かれますか」
昔から典型的な引きこもり…というか外に出ることがなかったのに、最近になってまた口煩いなと思っている。
「………分かった、行くよ」
パンと目玉焼き、添えてあるブロッコリー達を平らげて、無言で外へ出た。
「あぁ、今日も眩しいな」
あまり、太陽が好きではなかった。
夜に生きるボクに、なにをそう求めるのか。
黒塗りのリムジンに揺られて、学校に辿り着いた。
「あれっ、箕月先輩?」
「お、鈴ちゃん。朝から元気でいいねぇ」
「先輩も、十分元気ですよ?」
え。
そうかな。と思った。
取り繕うこの姿に、そんな。
「元気なら良かったです!ではまた」
去って行く背中に手を振り。
「そんな、太陽みたいな笑顔、送らないでおくれ」
微笑して言った言葉とは裏腹に、何か心には太陽の光が灯ったような気がした。
「今日、何曜日…あっ、金曜日…」
普段家にこもっていると曜日感覚やら時間感覚やら、時には生存感覚すら失っている自分に少し悪寒が走る。
「今日は学校に行かれますか」
昔から典型的な引きこもり…というか外に出ることがなかったのに、最近になってまた口煩いなと思っている。
「………分かった、行くよ」
パンと目玉焼き、添えてあるブロッコリー達を平らげて、無言で外へ出た。
「あぁ、今日も眩しいな」
あまり、太陽が好きではなかった。
夜に生きるボクに、なにをそう求めるのか。
黒塗りのリムジンに揺られて、学校に辿り着いた。
「あれっ、箕月先輩?」
「お、鈴ちゃん。朝から元気でいいねぇ」
「先輩も、十分元気ですよ?」
え。
そうかな。と思った。
取り繕うこの姿に、そんな。
「元気なら良かったです!ではまた」
去って行く背中に手を振り。
「そんな、太陽みたいな笑顔、送らないでおくれ」
微笑して言った言葉とは裏腹に、何か心には太陽の光が灯ったような気がした。
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