深夜は僕らのスミカである。
「消し屋にならないかい?」
「えぇ………………」
いやいやいやいや。
頭脳並!運動神経ちょっといい!危機回避能力は超低め!!
こんな僕が消し屋になれる資格とは何なのか非常に理解が難しい。
「あの、僕じゃ消し屋なんて成り立たないと思うんですが………」
「えぇぇ!そうかなぁ。ほら、今日ボクたちに助けられて死を免れたわけじゃん?これも一種の運命だしさ、そういう運ってのも実力のうちだと思うんだけどね。とーーーっても向いてると思うんだけどなあぁぁぁぁ」
「ぐぬぅ…………」
「別に悩むことではない。人手不足といっても他に使えそうな駒はある。辞退するならしてもいい」
「まぁ、このボクが?直接?勧誘してる逸材は?今のところ1人しかいないんだけどなぁぁぁ」
「…………………………………………やりますよ」
「おっ?」
「この紫堂鈴!!任されたからには最後までやり遂げて見せますっ!!!」
「おぉ~~~~~!!」
「これで人手不足は一件落着ですかね」
こうして、僕の消し屋ライフは始まった。
~…~…~…~… ・ …~…~…~…~
なんかノリで受けてしまったが大丈夫なのか。
乗せられた感はすごいあったけど…………悪い人ではなさそうだし、実際助けてもらったし…………。
今日、生まれて初めて、命の危機というものを感じた。
死がグッと近づいた。死は突然に、予想にもしなかった死角からやってくる。
なら、今日みたいに自分が何もできずに死んでいくより、消したほうがいいんじゃないか。
世のため人のため、なんてのは正直たてまえだけだ。
殺されるほうより殺すほう。
一番自分の危機を回避する方法だと思った。
結果世界の平和や安全に繋がるのも、僕が役に立っているという証拠なのだ。
世界を回しているのは、案外みんなの知らない黒子なのかもしれない。
と、鈴は思った。
「えぇ………………」
いやいやいやいや。
頭脳並!運動神経ちょっといい!危機回避能力は超低め!!
こんな僕が消し屋になれる資格とは何なのか非常に理解が難しい。
「あの、僕じゃ消し屋なんて成り立たないと思うんですが………」
「えぇぇ!そうかなぁ。ほら、今日ボクたちに助けられて死を免れたわけじゃん?これも一種の運命だしさ、そういう運ってのも実力のうちだと思うんだけどね。とーーーっても向いてると思うんだけどなあぁぁぁぁ」
「ぐぬぅ…………」
「別に悩むことではない。人手不足といっても他に使えそうな駒はある。辞退するならしてもいい」
「まぁ、このボクが?直接?勧誘してる逸材は?今のところ1人しかいないんだけどなぁぁぁ」
「…………………………………………やりますよ」
「おっ?」
「この紫堂鈴!!任されたからには最後までやり遂げて見せますっ!!!」
「おぉ~~~~~!!」
「これで人手不足は一件落着ですかね」
こうして、僕の消し屋ライフは始まった。
~…~…~…~… ・ …~…~…~…~
なんかノリで受けてしまったが大丈夫なのか。
乗せられた感はすごいあったけど…………悪い人ではなさそうだし、実際助けてもらったし…………。
今日、生まれて初めて、命の危機というものを感じた。
死がグッと近づいた。死は突然に、予想にもしなかった死角からやってくる。
なら、今日みたいに自分が何もできずに死んでいくより、消したほうがいいんじゃないか。
世のため人のため、なんてのは正直たてまえだけだ。
殺されるほうより殺すほう。
一番自分の危機を回避する方法だと思った。
結果世界の平和や安全に繋がるのも、僕が役に立っているという証拠なのだ。
世界を回しているのは、案外みんなの知らない黒子なのかもしれない。
と、鈴は思った。
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