オタクは今日も恋をする〜続編〜
「そういえば、誕生日プレゼント……」
「だから大丈夫。」
「何か欲しいものある?」
「いや……ないかな。」
本当はあるけれど高すぎるので言えない。
「正直に言って。」
「え、えっと……その……グ、グランドピアノが欲しいな。」
「じゃあ、それで大丈夫?」
「冗談でしょっ!」
「そうかな……?」
「やめて!買わないで!」
「それよりも、先のことは考えずにこの時間を楽しもうよ!」
「あはは。」
ぶらぶら歩いてると目の前にジェットコースターが見えた。
「あれ、乗ろうよ。」
「あ……うん。乗るか。」
(なんか怖いな。私、ジェットコースター苦手なんだよな。)
乗らなきゃ良かったと思ったが、もう戻れない。座ってしまったから。
ガタガタガタと動き出した。
怖くなってきた。
「怖い……」
独り言のように呟いた。
「大丈夫。俺もだ。」
どうやら慎二くんにも聞こえてたらしい。
……ってか慎二くんも⁈
(耳が幸せ……太陽よりも眩しい……)
怖さが急になくなった。
レールを見ると、あと数秒ぐらいに落ちる。
その向こうにはグルグルしたレールが見える。
ヤバい。どうしよう。
ヤバい時には隣を見れば怖さは吹っ飛ぶ。
って慎二くんも怖くなってる……⁈
すると私の手の上に[漢字]慎二くん[/漢字][ふりがな]推し[/ふりがな]の手がぁ…
その時──
[太字]ヒュー。ガタガタ……[/太字]
ほぼ同時に落ちた。
私は怖く手を離してかがみ込んだ。
[太字]ガタガタッ![/太字]
グルグル回った。
私は前にある手すりを握りしめた。
……?何か変な感覚……
手を見ると私の手の下に慎二くんの手が……また⁈
終わった後、
「あの。さっきはごめんっ!」
私は全力で謝った。
「大丈夫だよ。てか、結月はジェットコースター苦手なんだな。」
「うん。まぁ。慎二くんも苦手じゃん!」
「あはは。でも、何でジェットコースターに乗ったんだ?」
「憧れがあって。2人で外出とかって初めてだから分からないけど、絶叫系とかって2人で外出には欠かせないっていうか……だから、苦手だけどジェットコースターにしたんだ。」
「そっか。」
「だから大丈夫。」
「何か欲しいものある?」
「いや……ないかな。」
本当はあるけれど高すぎるので言えない。
「正直に言って。」
「え、えっと……その……グ、グランドピアノが欲しいな。」
「じゃあ、それで大丈夫?」
「冗談でしょっ!」
「そうかな……?」
「やめて!買わないで!」
「それよりも、先のことは考えずにこの時間を楽しもうよ!」
「あはは。」
ぶらぶら歩いてると目の前にジェットコースターが見えた。
「あれ、乗ろうよ。」
「あ……うん。乗るか。」
(なんか怖いな。私、ジェットコースター苦手なんだよな。)
乗らなきゃ良かったと思ったが、もう戻れない。座ってしまったから。
ガタガタガタと動き出した。
怖くなってきた。
「怖い……」
独り言のように呟いた。
「大丈夫。俺もだ。」
どうやら慎二くんにも聞こえてたらしい。
……ってか慎二くんも⁈
(耳が幸せ……太陽よりも眩しい……)
怖さが急になくなった。
レールを見ると、あと数秒ぐらいに落ちる。
その向こうにはグルグルしたレールが見える。
ヤバい。どうしよう。
ヤバい時には隣を見れば怖さは吹っ飛ぶ。
って慎二くんも怖くなってる……⁈
すると私の手の上に[漢字]慎二くん[/漢字][ふりがな]推し[/ふりがな]の手がぁ…
その時──
[太字]ヒュー。ガタガタ……[/太字]
ほぼ同時に落ちた。
私は怖く手を離してかがみ込んだ。
[太字]ガタガタッ![/太字]
グルグル回った。
私は前にある手すりを握りしめた。
……?何か変な感覚……
手を見ると私の手の下に慎二くんの手が……また⁈
終わった後、
「あの。さっきはごめんっ!」
私は全力で謝った。
「大丈夫だよ。てか、結月はジェットコースター苦手なんだな。」
「うん。まぁ。慎二くんも苦手じゃん!」
「あはは。でも、何でジェットコースターに乗ったんだ?」
「憧れがあって。2人で外出とかって初めてだから分からないけど、絶叫系とかって2人で外出には欠かせないっていうか……だから、苦手だけどジェットコースターにしたんだ。」
「そっか。」
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