天才ちゃんは左利き
佐奈の膝は、血こそ出ていないものの赤くなっていた。
「絆創膏は自分で貼れよー」
「はーい」
とりあえず、これで応急処置は終わりか…
「あ、待って!」
「ん?」
忘れてた、絆創膏を貼る前にやることがあった。絆創膏貼ってなくてよかった…
[水平線]
「洗い流して」
「あー、そういうことかー」
まずは傷を洗い流す。思い出してよかった…
「なんか、慣れてる?」
「妹いるからな。今も昔もやんちゃなやつで…」
「それ長くなる?」
止められてしまった。
[水平線]
「はい、これで大丈夫」
「ありがとー」
佐奈がえへへっ、と笑みを浮かべる。
かわいい。ただただかわいい。
「じゃあほら、教室戻ろう」
僕らが教室に戻ると、クラスの女子が近づいてきてこう言った。
「天才さんがまさか擦り傷って!こっけーい」
クスクスと笑っている。趣味が悪い、悪すぎるだろ!
僕は許せなかった。
__いじめは、許されざるものなんだ。
「おい、そんな事言うなよ!じゃあお前らは怪我したことがないのか!?誰だって怪我はするものだろ!」
僕は怒った。いじめは許されないものなんだから。
だがしかし、佐奈本人は…
「ふんふふふーん♪」
もう机戻ってるー!!鼻歌歌ってるー!?
「な…キーッ!!きょ、今日はこれくらいでいいわ!ふん!!」
いじめっ子もすねた…何だこのクラスと、本当に思う。
「はぁ…」
僕が席に戻るなり、佐奈は話しかけてくる。
「あ、そういえばさー」
「何?」
「カラオケ行かない?」
「絆創膏は自分で貼れよー」
「はーい」
とりあえず、これで応急処置は終わりか…
「あ、待って!」
「ん?」
忘れてた、絆創膏を貼る前にやることがあった。絆創膏貼ってなくてよかった…
[水平線]
「洗い流して」
「あー、そういうことかー」
まずは傷を洗い流す。思い出してよかった…
「なんか、慣れてる?」
「妹いるからな。今も昔もやんちゃなやつで…」
「それ長くなる?」
止められてしまった。
[水平線]
「はい、これで大丈夫」
「ありがとー」
佐奈がえへへっ、と笑みを浮かべる。
かわいい。ただただかわいい。
「じゃあほら、教室戻ろう」
僕らが教室に戻ると、クラスの女子が近づいてきてこう言った。
「天才さんがまさか擦り傷って!こっけーい」
クスクスと笑っている。趣味が悪い、悪すぎるだろ!
僕は許せなかった。
__いじめは、許されざるものなんだ。
「おい、そんな事言うなよ!じゃあお前らは怪我したことがないのか!?誰だって怪我はするものだろ!」
僕は怒った。いじめは許されないものなんだから。
だがしかし、佐奈本人は…
「ふんふふふーん♪」
もう机戻ってるー!!鼻歌歌ってるー!?
「な…キーッ!!きょ、今日はこれくらいでいいわ!ふん!!」
いじめっ子もすねた…何だこのクラスと、本当に思う。
「はぁ…」
僕が席に戻るなり、佐奈は話しかけてくる。
「あ、そういえばさー」
「何?」
「カラオケ行かない?」
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