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天才ちゃんは左利き

#3

第2話 お弁当のご依頼

僕は今、佐奈とお弁当を食べている。
「そういえば…」
「なにー?」
「佐奈っていつもコンビニのパンだね」
今日の佐奈のお昼ごはんはジャムパンだ。ずいぶんと少ないものだ…
「ダイエットでもしてるの?」
「ちがうよー?」
顔を気だるげに左右に振る佐奈。
「たまにはもっと品数が多いものを食べたら?」
「えへー、じゃああやが作ってくれ!」
…え?
「なんて?」
「だーかーらー、あやが私にお弁当つくって!」
今この子、僕にお弁当を作って欲しいと言ったか?
なんで?
「えぇ…」
「だめなのー?」
むぅ、と頬を小さく膨らませて佐奈がこちらを見てくる。
僕だって男だ。かわいい女の子のお願いには逆らえない。いや、逆らえなかった…
「わかったよ…」
「やったー!」
ジャムパンを頬張りながらえへへっ、とにこやかに笑う佐奈を見て、僕もつられて笑顔になったとさ。

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作者メッセージ

佐奈ちゃん、かわいいよね。

次回!綾都が佐奈ちゃんにお弁当を作ろうと奮闘する、の巻!

2024/01/14 09:07

水野志恩 ID:≫7tLEh4qnMjetA
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