side サムライ翔

俺は○○の家に遊びに来ていた。....まぁ、もちろん皆で。
今はゲームしてる真っ最中なんやけど....
「あーーーっ！ほら、やっぱそらちゃんはチートなんですぅ！！」
のっきたんが大声を上げて負け惜しみを言っている。
こんなときでも敬語を使えるなんて、どんだけ冷静なやつなんだ、と思うが、こいつに関しては敬語がクセづいてるからなんとも言いようがない。
「違う、違う〜！みんなが弱いだけなんだよ〜？www」
そらくんも相変わらずの上から目線の煽りをかけている。
......俺の弟、もしかして煽りの天才か？
「そらちゃん、もう一戦だ...！」
いかにも厨二病感を漂わせ声を発したのはかもめん。
一応俺たち6つ子の末っ子だけど、1番お父さん感のある俺の弟。

「かもめんの言う通りー！そらくん、もう一戦！」
......今の声が、俺の好きなヤツの声。
○○、って言うんだけど、まじでかわいすぎる。ほんっっとにかわいい。かわいすぎる。天使が実在したのを証明してる。○○のことかわいくない、っていうやつは多分頭のネジ外れてる。.....あ、まぁでも○○のかわいさは俺だけがわかってればいいや♡
「.......翔くん、心の声ダダ漏れだよ...？」
なろっちが痛い所さしてくる。
「なろっち、毎回毎回俺の心の中読むのやめてくれへん？」
はいはい、と適当に返事をして、なろっちはコントローラーを改めて握った。
「きも.......」
今のはかいくんだ。.......全部聞こえてるっつーの....。あとでしばいたろ。

side ●●
「●●....と、6人。少しいいか」
後ろからお父様が野太い声を響かせボスオーラを漂わせながらそう言った。うわ、びびった.....。こっちへこい、と手招きをしている。
よくわからないが、私とみんなはお父様の言われるまま動いた。

「お父様。なに？」
「急で悪いんだが、話したいことがあるんだ。」
今か？と思ったけど、逆らうわけにはいかない。
「これは、私も最近はじめて知った事実なんだ。落ち着いて、聞いてくれ」











[水平線]
内容が衝撃的すぎて

今すぐ逃げ出したくなった。