side;ジャック

人生、不公平だ。

このジャックという名前は親が僕が不運になるためつけられた名前だ。

アマノという弟もいるが、僕と性格が正反対だし、家族に愛されて育っている。

僕は笑うようなことは、一回もしたことが無い。

だから、どんな気持ちで笑顔になれるのか、分からなかった。

僕は頭がいい。多分。

頭が悪い子や、ふざけたりするのが嫌いだ。

[大文字][太字]ーだけど僕は笑ったことが無いー[/太字][/大文字]

家族からも愛されなかった。学校でもいじめられるだけ。

僕は人間から負った傷で身体中、あざだらけだ。

この世は、腐った人間しかいない。神様も僕を愛さなかった。

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side;アマノ

こっんっにっちは〜⭐︎

僕、アマノ！

ふざけるの大っ好き‼︎

しかもママもパパも優しいし、最高！

学校のみんなからも僕のやってることが「面白い」って褒めてくれるんだ〜

だからクラスのみーんな友達！

ちょーっと成績悪いけど…でもママたちは許してくれる！

え、お兄ちゃん？…あ、ジャックお兄ちゃんのことね！

ママに「あんなやつ、ほっとけ」って言われてるから、あんま喋ったことない！

とにかく、毎日めちゃくちゃ楽しい☆彡

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side;ジャック

例えば、僕が昔の頃の話だ。

アマノ「ただいま〜、ママ、パパ！」

母「お帰り♡今日も元気に学校行けた？」

アマノ「うん！」

アマノが先に帰っていた。僕も、と思っていった言葉だったが、

僕「ただいま、お母さん」

母「は？何言ってんだよ⁉︎ただいま帰りました、って言えよ‼︎それとお母さまって呼べ‼︎」

僕「…ｸﾞｽﾝ」

父「何でそんなもんで泣くんだよ、そんな弱虫はこの家から出てけ‼︎」

母「オラっ、早く行けよッ」

初日からひどい対応をされたのだ。一年生の時だった。

その日から僕は「ただいま帰りました、お母さま」

と言っているけれど、無視されるだけ。

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side;アマノ

え、僕の帰り？

僕はね、ただいま、ママ！ていうとね、大丈夫だった？とか、頑張ったね、とか、優しい対応をしてくれるんだよ！

パパの場合も同じ！

ほらね、[大文字][太字]優しい両親[/太字][/大文字]でしょ！