青坂「…ん？」
下駄箱を開けて、何が紙がはいっていることに気づいた。
その可愛らしいメモ紙には、こう書かれていた。
『放課後、校舎裏まで来てください。あ、用事があったら無理はしないで！　　瑠璃岡より』
青坂「あああああぁぁぁぁあ！！！！！」ｶﾞｼｬｰｰｰﾝ!
下駄箱を閉めた。
青坂「ああああぁ………」
ヘナヘナとその場にしゃがみ込む。
そこに見慣れた声がした。
晴崎「はよーッす！どした？邪魔〜」
僕の友人の晴崎だった。
青坂「どどどうしよう…
すす　すすきな人から放課後呼び出しをくらった…」
晴崎「まじか！おめでとー！！
好きな人って言うの照れすぎて『すすきな人』に
なってるー！」
青坂「ねえ説明しないで」

僕には好きな人がいる。
瑠璃岡さんといって、とっても可愛いい人なのだ。

青坂「何だろう突然…怖いな……」
教室でボソッとつぶやく。
晴崎がパックのジュースを飲みながらこっちにやってきた。
『アボカド味』アボカド味！？まあいいや。
晴崎「なんでなん？普通に告られるんじゃね？」
青坂「こんな僕にそんな事ないよ！！！」
　　「陰キャのくせ私のこと好きなんだ…ごめん無理…とか言われたらどうしようぅぅ………！！！」
晴崎「お前のネガティブ働きすぎ。」

考えていたらあっという間に放課後になった。
晴崎「ほら！俺も後ろで見守っててやるから！早よ行け！！」
見たいだけの晴崎に背中を押され（物理的に）、校舎裏まで行った。うめきながら。