路地裏に鳴り響く銃声
そこにはたった一人
⁇:はぁ...返り血浴びちゃったぁ...
一人の青年
⁇:また優璃さんに怒られるよぉ...
恐ろしい言葉とは裏腹に、ニコニコと笑っている。
⁇:ま、いっか！
そう、この青年は殺し屋だ。
人を殺して、金を手に入れ、人を殺すことに抵抗は無い。
⁇:疲れたし早く帰えろ〜っと
そう言って闇の中へ消えていく。

⁇:ただいまぁー！
優璃:あ、おかえりなさいって...返り血の量ヤバくない⁉︎

俺は晴斗。今年で17歳、職業は...殺し屋。
right(ライト)という組織に所属、仕事以外には恵まれている。

晴斗:仕方ないじゃーん
優璃:はぁ...、早くお風呂入ってくださいね。
晴斗:はぁい...

–お風呂–
晴斗:ふぅ...疲れたぁ...
にしても、そろそろ会えると思うんだけどな。

俺には、相棒がいた。
かつて、俺は違う組織に所属していた。
だが俺は組織を裏切った。相棒には言わずにね。
俺は相棒を密かに溺愛していた。
だから、正直に言うと相棒も連れて行きたかった。
けど、相棒は組織に対する忠誠心は異常だった。

晴斗:ま、そろそろだと思うけど、お風呂でこんな独り言してたらバレそうだし
そろそろあがろ〜っと。




⁇1:失礼します。ボス
⁇2:あぁ、来てくれてありがと
⁇1:いえ、それで要件とは？
⁇2:もうそろそろ君に新しい相棒を...ね？
⁇1: …
⁇2:拒否権はないよ。確かに晴斗とは息ぴったりだけどこれ以上、引きずるのは辞めてね？
⁇1:…っ！
⁇2:大丈夫だって、もうすぐ会えるはずだから
⁇1:…別に会いたくありません。
⁇2:そう？じゃあ、新しい相棒を呼ぼうかな。入ってきてー

ガチャ

⁇3:失礼します。
⁇1:あなたが私の相棒？
⁇3:えっと、よろしくね

『麗奈さん。』