緑谷双子妹は、転生の魔法使いです
ちゅ。っと、軽いリップ音と共にレインさんの唇は離れた。
えっ、待って……私、キスされた???レインさんに???前世の友達のフィンくんのお兄さんのレインさんに???
前世というか前々世もキスどころか男女交際もなかった喪女の私が、イケメン神格者と名高いレインにキスされた???
理解が追い付いて来て、ぶわりと羞恥心が湧き上がって来て、
心臓はバクバク。
口は金魚みたいにパカパカする。
そんな動揺しまくりの反応を見せる私にレインさんはまた爆弾を落とす。
レイン「なんだ、もう一回するのか」
真美『しません!!!!!!だ、だいたいなんなんですかっ!!!攻撃てきたと思ったらいきなり、き、き、き……すだなんて……[小文字]だいたい、はじめてなんですけど[/小文字]……」
レイン「そうかよかった」
真美『よかった!?!?(動揺)』
レイン「あたりまえだ。誰だって好きな女のファーストキスが自分だったら嬉しいだろ」
真美『!?!?』
レイン「まぁ、仮にお前のファーストキスが奪われていてもお前の魅力は損なわれないし、奪った相手の存在を消せば無効になるから問題ない」
真美『人を殺す時点で問題ありでは……』
ソフィナ「真美、今はそこではありません」
結界の中にいるソフィナ様の言葉にはっとする。
そうだ、この人はソフィナ様に刃を向けてるんだ。普通に考えて敵なんだから距離を取らないと!
レインさんの肩を押して離れようともがくが、レインさんの体幹が良過ぎてびくともしない。えっ、この人岩か……???
レイン「何してる」
真美『ソフィナ様に刃を向けて、しかも私のふぁ、ファーストキスを奪わったんですよ!離れようとして当然です』
レイン「……別に離れようとしなくていいだろ。どうせ一生を共にする」
真美『み°』
レイン「そうだな、式は知り合いだけ呼んだ小さいのでいい。この前、海が好きだと言っていたから新婚旅行はベタにハワイか?オレはマミが好きならなんでもいい。家は日本でも構わねぇがイギリスの方が魔法界の顔馴染みが多いし、生活魔法ぐらいなら好きに使える。既にいくつかいい物件も見つかってるから後で気に入るか見てくれ。子供は結局産むにはお前だし無理はさせたくねぇが、やっぱり……オレとしては子供が欲しい。お前似だったら男でも女でも甘やかしちまいそうだ。あと気になるのはやっぱり一緒に入る墓だな。たとえ死んでもお前を離す気にはないから棺桶も一緒に入るぞ」
前世じゃ絶対考えられないレインさんにマシンガントークに気圧される。アレ?聞き間違いじゃなかったら全部両思い前提だよね???
はわわわ
ヤベー……薄々分かってたけど、レインさんってヤベー人だ。
真美『(そ、ソフィナさまぁ……)』
ソフィナ「(しかたありませんね……結界を解きなさい)」
真美『(ソフィナ様……!)』
怖過ぎてソフィナ様に思わず目線で助けを求めたらはぁ、とため息を吐かれて本を構えてくれた。
ありがとうソフィナ様!!!
遠隔でソフィナ様の結界を解除すると、カツカツとヒールを鳴らしてこちらに近づいてくる。
開かれた本から言葉が溢れる光景は何度見たって幻想的で目を奪われてしまう。
レインさんは杖を構えて攻撃の体制に入ったが、もう遅い。
ソフィナ様の固有魔法は服従魔法。一度掛けられたらそう簡単には解除することが出来ない。
レイン「[明朝体]オレはマミから離れます[/明朝体]。あ”!?」
レインさんは慌てて口を開いたが、もう遅い。レインさんはレインさんの意思とは反対に私の肩から手は離れていく。
よしっと、現場猫のように心の中でうなづいて勢いよくソフィナ様の元に駆け寄る。
真美『ソフィナ様ぁぁぁ〜!!!』
ソフィナ「よしよし。いきなり告白されて、しかも個人的欲望が詰まった妄想を披露されてさぞ怖かったでしょう」
真美『うっ、ぅ〜ぅ…(涙)』
レイン「そうだな……今は個人的欲望が詰まった妄想かもしれねぇ………
[中央寄せ][大文字][太字]だが、オレは妄想で終わらすつもりはない[/太字][/大文字]」[/中央寄せ]
真美『(ガブクブル)』
ソフィナ「(絶句)」
えっ、待って……私、キスされた???レインさんに???前世の友達のフィンくんのお兄さんのレインさんに???
前世というか前々世もキスどころか男女交際もなかった喪女の私が、イケメン神格者と名高いレインにキスされた???
理解が追い付いて来て、ぶわりと羞恥心が湧き上がって来て、
心臓はバクバク。
口は金魚みたいにパカパカする。
そんな動揺しまくりの反応を見せる私にレインさんはまた爆弾を落とす。
レイン「なんだ、もう一回するのか」
真美『しません!!!!!!だ、だいたいなんなんですかっ!!!攻撃てきたと思ったらいきなり、き、き、き……すだなんて……[小文字]だいたい、はじめてなんですけど[/小文字]……」
レイン「そうかよかった」
真美『よかった!?!?(動揺)』
レイン「あたりまえだ。誰だって好きな女のファーストキスが自分だったら嬉しいだろ」
真美『!?!?』
レイン「まぁ、仮にお前のファーストキスが奪われていてもお前の魅力は損なわれないし、奪った相手の存在を消せば無効になるから問題ない」
真美『人を殺す時点で問題ありでは……』
ソフィナ「真美、今はそこではありません」
結界の中にいるソフィナ様の言葉にはっとする。
そうだ、この人はソフィナ様に刃を向けてるんだ。普通に考えて敵なんだから距離を取らないと!
レインさんの肩を押して離れようともがくが、レインさんの体幹が良過ぎてびくともしない。えっ、この人岩か……???
レイン「何してる」
真美『ソフィナ様に刃を向けて、しかも私のふぁ、ファーストキスを奪わったんですよ!離れようとして当然です』
レイン「……別に離れようとしなくていいだろ。どうせ一生を共にする」
真美『み°』
レイン「そうだな、式は知り合いだけ呼んだ小さいのでいい。この前、海が好きだと言っていたから新婚旅行はベタにハワイか?オレはマミが好きならなんでもいい。家は日本でも構わねぇがイギリスの方が魔法界の顔馴染みが多いし、生活魔法ぐらいなら好きに使える。既にいくつかいい物件も見つかってるから後で気に入るか見てくれ。子供は結局産むにはお前だし無理はさせたくねぇが、やっぱり……オレとしては子供が欲しい。お前似だったら男でも女でも甘やかしちまいそうだ。あと気になるのはやっぱり一緒に入る墓だな。たとえ死んでもお前を離す気にはないから棺桶も一緒に入るぞ」
前世じゃ絶対考えられないレインさんにマシンガントークに気圧される。アレ?聞き間違いじゃなかったら全部両思い前提だよね???
はわわわ
ヤベー……薄々分かってたけど、レインさんってヤベー人だ。
真美『(そ、ソフィナさまぁ……)』
ソフィナ「(しかたありませんね……結界を解きなさい)」
真美『(ソフィナ様……!)』
怖過ぎてソフィナ様に思わず目線で助けを求めたらはぁ、とため息を吐かれて本を構えてくれた。
ありがとうソフィナ様!!!
遠隔でソフィナ様の結界を解除すると、カツカツとヒールを鳴らしてこちらに近づいてくる。
開かれた本から言葉が溢れる光景は何度見たって幻想的で目を奪われてしまう。
レインさんは杖を構えて攻撃の体制に入ったが、もう遅い。
ソフィナ様の固有魔法は服従魔法。一度掛けられたらそう簡単には解除することが出来ない。
レイン「[明朝体]オレはマミから離れます[/明朝体]。あ”!?」
レインさんは慌てて口を開いたが、もう遅い。レインさんはレインさんの意思とは反対に私の肩から手は離れていく。
よしっと、現場猫のように心の中でうなづいて勢いよくソフィナ様の元に駆け寄る。
真美『ソフィナ様ぁぁぁ〜!!!』
ソフィナ「よしよし。いきなり告白されて、しかも個人的欲望が詰まった妄想を披露されてさぞ怖かったでしょう」
真美『うっ、ぅ〜ぅ…(涙)』
レイン「そうだな……今は個人的欲望が詰まった妄想かもしれねぇ………
[中央寄せ][大文字][太字]だが、オレは妄想で終わらすつもりはない[/太字][/大文字]」[/中央寄せ]
真美『(ガブクブル)』
ソフィナ「(絶句)」
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