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⚠この物語に登場する人物、団体、国、グループ名等は、現実世界と関係ありません。また、一部の民族を虐めたり、差別する、思想を賛美or軽蔑する意図はありません。

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白銀の月~white silver full moon~

#2

自由主義の砦



ん?待て、2036年、今は2026年だぞ、それにここは東京でもない。羅府だ。来年のオリンピックはウィーンで日本はボイコットに決まっている。なのに何故、どうして日本でやっている?ドイツってどこだ?もしドイツ帝国なら、今も昔も大ゲルマン帝国じゃないのか?

 和式トイレで用を足していた私は突然、まるで親に怒られたようなそんな衝撃で音声、映像、言葉、すべてを思い出したのだった。存在しない記憶を、あり得ないはずの記憶を。

 それはたぶん前世や異世界というものだったのかもしれない。おそらく同い年位ぐらいであろう[太字]"異世界の"[/太字]私が、存在しない未来のオリンピックの映像を見ているという記憶だった。かなり熱中している様子だった。中継の内容が一瞬にして頭の中をかけめぐり、気が付いたときにはわたしはそのすべて思い出していた。そして知ったのだった。

[太字]"自由主義は生きている"[/太字][小文字][大文字]と…[/大文字][/小文字]
 それを知ったわたしは和式トイレをまたいだ姿勢のままで固まってしまった。だってそんなこと、小説じゃあるまいし。けれど体に感じる蒸し暑さとエアコンの風、そして耳に入る学校の雑音に、わたしはこれが現実だということを感じるのだった。とりあえず、おしりを拭いてパンツを履いた。レバーを押して和式トイレの水と排泄物を流すと、わたしは流れる水を見てまたこれが現実であることをかみしめたのだった。試しに頬を引っ張ってみる。痛い。やっぱり現実だ。

やっぱりこの世界、何かある。

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作者メッセージ

モチベーション維持のために新しい小説を作りました。
是非読んでください。

2024/05/14 18:29

AS@関東の民 ID:≫0tS.Wi/U8jY6Y
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