なんで、なんでよ。俺は、キミが好きだっただけなのに。
ねぇ、返事をしてよ！
ーレイ。


「レイ、朝よ。ご飯食べちゃいなさい。」
「いまいく。」
眠っ。昨日はそんな寝れなかったんだよね。
「いただきます。」
そろそろ春休みも終わりかぁ。学校とかめんどくさい...
人見知りの私は誰にも話しかけられないから、
また幼馴染のさくに助けてもらえるように、
同じクラスになるといいな。
去年は違うクラスになったから、一年中ぼっちだし。
「ごちそうさまでした。」
「レイ、食べ終わったら学校の準備しなさい。」
「はーい。」
めんどくさ。まぁ、終わったら、またさくとゲームしよっかな。
ノートと、テキストと、...
「お母さん、終わったからゲームするね。」
「また！？」
こんなふうに、春休みはどんどん過ぎていって...


「レイ、遅刻するわよ！」
「ふぁーい。」
学校だぁー。めんどくさい。まぁなんでもいいや。
行こ。

んークラス分けは...
やった！さくといっしょだ！
これでぼっち卒業できるかな！

ーこのクラス分けが、全ての始まりだったのかもしれない。