【参加型】奴隷少女は何を謳う【募集中】
「主人の言うことが聞けないのか!」
「黙って笑ってろ!」
「お前は奴隷だ、人権などない」
「私の言う通りにしておけばいいのよ〜、貴女は私のおもちゃだからね」
「ほらおいで、遊んであげる」
奴隷として主人に好き勝手やらされていた。
使い古したら捨てていく。
そんなことを繰り返されて、またオークションに出される。
「さあさあ本日の目玉商品、【一級奴隷リーザ】体も丈夫で、顔つき身体つきも綺麗に整っております!」
そして買い手の前にあるステージに立たされる。
首や手足に付けられた鎖がジャラジャラと動くたびに鳴る。
「あれが【一級奴隷リーザ】!」
「綺麗な瞳を持っている、ぜひコレクションにしたいですな」
口々に私に向かって声をあげる、主人候補達。
その目線はとても下劣だった。
もう諦めている。
誰に買われようがどうでも良くなってしまった。
「最初は、500ドルから!」
すると、買い手達は札を上げ落札を目論む。
「600ドル!」
「850!」
「1000ドル!」
落札を目論む買い手達がドンドン値段を上げている。
正直私にそんな価値は無いのに。
「5000ドル!」
1人の買い手が高額な値段を叩き出すと、あたりは静まり返る。誰も声をあげない。
落札が決まったかと思ったら瞬間、一つの札が上がる。
「1億ドル」
倍になる値段に他の買い手は一言も喋ることは無くなった。
何度もオークションを経験してきたが、ここまで高額な値段を叩き出す買い手はいなかった。
「1億ドル以上はありませんか?」
そう問いかけるも、買い手達は反応なし。
そして、落札が決定する音がする。
この落札が、私の人生を大きく変えることになるなんて、私はまだ少しも考えてもいなかった。
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