私、吸血鬼救ってました...?
始業式が終わり、教科書が配られる。この量を持って帰るのか....どうか私の腕ご無事で......
そして帰りの時間になる。そうしたら後ろから声を掛けられ、
「生徒会室、行くで」
『えっ?』
そう言って私の腕を引っ張るシャオちゃん。すごい注目浴びてるんですけど!?生徒会室ってなに!?私初日でなんかした!?
「グルッペンが呼んどるだけやで。......多分大丈夫やろ」
『グルッペンって誰だよ.....』
あっ、知らんかった?生徒会長なんやで、と続ける彼。生徒会長に呼ばれる程やばいことはしてないはずなんだけどな??目合っただけなんだけどな??
そうして、あれこれ考えている内に、生徒会室に着いてしまったわけで、シャオちゃんがノックして、連れてきたでとドアを開ける
心の準備させて!?君は友達をそんなふうに扱うのか!?
「●●・アリストーンで間違いないか?」
『アッ、ハイ。アッテマス、ネ』
怖い怖い怖いって!なんで生徒会メンバー勢揃いなんだよ!?人数的に多分そうだろ!?視線が痛いしよぉ!
「唐突で申し訳ないが、生徒会に入る気はないか?」
『え?』
「「「は?」」」
私と同タイミングで疑問符が投げられる。この生徒会長は何を言っているんだ....?なぜ私?
「グルッペン何言うとんや!なんでこんなヤツ....女なんか入れるんや!」
「せやで!なんでなん!」
「なんで○○なん!?」
そ れ な
めっちゃ聞きたい、なんで?
「...始業式のお前の態度が面白かったからだな?」
『....ん?』
面白い態度なんかとったか、私。ただ営業スマイルしただけなはず.....だよな?
周りも面白い態度?と不思議がっている。シャオちゃんだけは「お前何したんだよ....バカが......」と言っているがな!!
『えぇっと.....恐れ入りますが、どのような態度が面白かったのでしょう....か』
「全部、だな」
私の表情が強張る気配がする。ダメだ、柔らかくしないと。
『....全部、とは....?』
「生徒会を見る視線」
「俺に対する態度」
「下を向いた時の表情」
言われていく度に、内心焦るものがあるが、表情は崩さない
『全て普通だったと思うんですが.....?』
「ハハハッ!あれがお前にとっては普通か!」
まさか、1人を見るとは思わないだろう。こんなに生徒がいるのに
「あの表情実に面白かったぞ」
『私は、面白くなんかありませんよ?』
「その答えがもう面白いじゃないか。もう一度聞く。お前生徒会に入らないか?」
何回も言われては面倒くさい。絶対的な理由で断ってやろう。
近すぎてはダメだから
『....すみません。生徒会には入れません』
「....ほう、"入れない"とは?」
食いついてくると思いました
『...少し、耳を貸してもらえませんか?』
「いいゾ」
耳を貸してもらい、下でモノを渡す
『私、こういう人なので。あっ、生徒会内以外ではご内密に』
そう言い、生徒会長から離れる。
『これが理由です。入りたくても入れない立場なので!すみません.....』
悲しい表情を見せて私は生徒会室を離れた。
あぁ、そうだ!言い忘れてたのがあるんだった!
この世界には《吸血鬼殲滅隊》が存在するんだってさ!文字通り吸血鬼を殲滅する部隊。吸血鬼は人間と急所が同じなんだ。でも吸血鬼は血を飲んで、何分間は人間より、運動神経が格段に上がる
飲む量によって変わるけどね。少なめ 5〜10分 普通 15〜30分 多め 1時間
そんなの吸血鬼の方が有利?いやいやそんなことないよ!
吸血鬼殲滅隊には、色々な装置があって、飛べることもできる。凄いよね〜
刀、銃なども、形や大きさもカスタマイズができる。
そしてもちろん幹部もいる訳で、幹部は書類作業!社畜!!以上っ!!!
なにより総統が女だとか......
ん?なんでそんなに詳しいか?それは......
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