二次創作
イカれたメンバーを紹介するぜ!
side ノア
「…おはよう、カノ。よく眠れたかい?」
カノが薬物をキメるのはこれで何度目だっただろうか。そんな事一々数えるほどわたしも暇ではない。
「…………。」
やはり帰ってくる応答はなし。両足を鎖で繋いで、動けないようになった彼は随分と情けない姿であった。その度に世話をしてやらないといけないわたし達の身にもなってほしい。
「ほら、朝ご飯と水だ。どうせ脱水にでもなっているだろうから、また喉が渇いた時はわたしを呼んでくれ。」
適当に朝ご飯を水を放り込んでやると、カノはすぐさまペットボトルの水に手を付けた。
「小説なんて書ける状態じゃないんだろう? ペンを持つ気力もないじゃないか。寝て、起きた後には水を飲んで食事を取って、そしてまた眠る。もし君がまた小説を書けるようになれば、出してさし上げよう。それまでは、精々辛抱しておくがいい。」
幻聴だとか幻覚だとか知ったことではないが、珍しく彼の瞳は怯えている。やはり見えているのだろう、何度も離脱症状と薬が切れた後の苦しみを経験しているくせして未だに慣れていないらしい。まあ、そこら辺にいる人間と違って騒がない辺りの世話は楽だが。
「カノ、また昼になったら来るよ。」
鉄と鉄が擦り合い、牢屋の格子が閉じた。格子ががしゃん、という大きな音を立てると、カノの手がペットボトルを落としてしまっている。
「…はぁ、そうだろうと思ったが……本当に面倒だね。ほら、タオルだ。これで拭くがいい。」
タオルだけではなく、彼にもう一本のペットボトルを手渡し、更に複数本のペットボトルを投げ込む。これで足りるかは知らないが、なくなれば彼はわたしを呼ぶことだろう。その時にまた補充してやればいい。
「じゃあね、また昼になったら伺おう。」
こういう時のカノを見ていると、身内の老人を介護したり赤子を世話してやるという感覚はこういうものなのだろうかと考えてしまう。まぁ、もっと愛情に溢れた感情が混じっているのだろうが。
「…おはよう、カノ。よく眠れたかい?」
カノが薬物をキメるのはこれで何度目だっただろうか。そんな事一々数えるほどわたしも暇ではない。
「…………。」
やはり帰ってくる応答はなし。両足を鎖で繋いで、動けないようになった彼は随分と情けない姿であった。その度に世話をしてやらないといけないわたし達の身にもなってほしい。
「ほら、朝ご飯と水だ。どうせ脱水にでもなっているだろうから、また喉が渇いた時はわたしを呼んでくれ。」
適当に朝ご飯を水を放り込んでやると、カノはすぐさまペットボトルの水に手を付けた。
「小説なんて書ける状態じゃないんだろう? ペンを持つ気力もないじゃないか。寝て、起きた後には水を飲んで食事を取って、そしてまた眠る。もし君がまた小説を書けるようになれば、出してさし上げよう。それまでは、精々辛抱しておくがいい。」
幻聴だとか幻覚だとか知ったことではないが、珍しく彼の瞳は怯えている。やはり見えているのだろう、何度も離脱症状と薬が切れた後の苦しみを経験しているくせして未だに慣れていないらしい。まあ、そこら辺にいる人間と違って騒がない辺りの世話は楽だが。
「カノ、また昼になったら来るよ。」
鉄と鉄が擦り合い、牢屋の格子が閉じた。格子ががしゃん、という大きな音を立てると、カノの手がペットボトルを落としてしまっている。
「…はぁ、そうだろうと思ったが……本当に面倒だね。ほら、タオルだ。これで拭くがいい。」
タオルだけではなく、彼にもう一本のペットボトルを手渡し、更に複数本のペットボトルを投げ込む。これで足りるかは知らないが、なくなれば彼はわたしを呼ぶことだろう。その時にまた補充してやればいい。
「じゃあね、また昼になったら伺おう。」
こういう時のカノを見ていると、身内の老人を介護したり赤子を世話してやるという感覚はこういうものなのだろうかと考えてしまう。まぁ、もっと愛情に溢れた感情が混じっているのだろうが。