能力屋の魔女
「一つ、あくまで、メイラを捕まえることですから、殺してはいけない。身の危険を感じたら、撤退するか攻撃してもよいこととします。二つ目、魔王とは絶対に戦わないで下さい。特にマリアージュ。」
「えっ私?」
「そうですよ。普通に負けるから。欲に任せて魔王の魔法まで取らないで、ってわかってるんですよね。」
「わかってる……」
実は魔王にあったら、ついでに魔法を貰っておこうかなと思っていた。
「王太子様とマリアージュ様は、妙に仲がいい気がするんだが。」
茶髪の男、アインハルトはこそっとミレンに耳打ちした。
「ああ。あの二人は、魔法学校時代の同級生で、長い付き合いなんですよ。」
懐かしい光景だなぁ~とミレンは思う。
「確か、もう一人いて、よく三人でいるところをお見かけしました。えーっとどなたでしたっけ。」
「ミレン…。」
アイカイックは、ミレンに向かって複雑な表情をした。
その表情を見て、何かあるのだろうと思いながら、詮索しないでおくことにした。
「それじゃ、いってらっしゃーい。」
アイカイックはひらひらと手を振る。
「えっあんたも行くんじゃないの?」
「僕は公務があるからね。」
とは、言っているが本当は危ないことにかかわりたくないだけだろう。
とことん嫌な奴だが、国の王太子ともある人が命を落としては一大事だ。
「えっ私?」
「そうですよ。普通に負けるから。欲に任せて魔王の魔法まで取らないで、ってわかってるんですよね。」
「わかってる……」
実は魔王にあったら、ついでに魔法を貰っておこうかなと思っていた。
「王太子様とマリアージュ様は、妙に仲がいい気がするんだが。」
茶髪の男、アインハルトはこそっとミレンに耳打ちした。
「ああ。あの二人は、魔法学校時代の同級生で、長い付き合いなんですよ。」
懐かしい光景だなぁ~とミレンは思う。
「確か、もう一人いて、よく三人でいるところをお見かけしました。えーっとどなたでしたっけ。」
「ミレン…。」
アイカイックは、ミレンに向かって複雑な表情をした。
その表情を見て、何かあるのだろうと思いながら、詮索しないでおくことにした。
「それじゃ、いってらっしゃーい。」
アイカイックはひらひらと手を振る。
「えっあんたも行くんじゃないの?」
「僕は公務があるからね。」
とは、言っているが本当は危ないことにかかわりたくないだけだろう。
とことん嫌な奴だが、国の王太子ともある人が命を落としては一大事だ。
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