文字サイズ変更

能力屋の魔女

#8

魔女の店8 死刑囚メイラ4

現在、魔王は六名。
それぞれに、支配地がある。
死刑囚メイラが、魔王と関わっていると思ったのはメイラの容姿だった。
長い銀髪の髪に、青い瞳。
青い瞳は、この国ではかなり珍しく、この瞳を持っているのは魔力の強い魔王のみ。
そして魔王は、自分の部下に同じ容姿にさせたがる。
だから、死刑囚メイラは魔王の部下と私は思ったのだが、そんなことは私より頭のいいアイカイックはとうに調べついていたようだった。
「さっき、仲間から連絡があった。死刑囚メイラらしき魔力を発見したと。」
「それなら、私も行くわ。」
時間魔法の対抗手段もいくつか、思い当たる。
「そうか。それなら、仲間を紹介するよ。」
パチンっと、指で音を鳴らした。
すると、ポンという音と共に四人の男女、騎士団が現れた。

「お呼びでしょうか。王太子様。」
おそらく一番優秀な人材であろう茶髪に恰幅のいい男が言った。
隣にいるのは、銀髪の男とピンク色の髪を二つむすびにした女の子とあと…
「あっミレンじゃないの!」
金髪金眼の長い髪を垂らした少女は、私の魔法学校時代の後輩だった。
「お久しぶりです。マリアージュ先輩。」
「久しぶりね。こんなところで会うなんて。魔法学校を卒業した後、騎士団に就職したの?」
「はい。女だと舐められることも多いですが、楽しくやっています。マリアージュ先輩こそ、こんなところでお店をやっていたなんて。」
「ああ。まぁ、いろいろあってね。」
本当にいろいろあって……
「はいはい、そこまでで、メイラを捕まえるために作戦を練らないと。」
そうでした。
私たちはこれから、戦いに行くんだった。
だけど、私はもっと早く気が付くべきだ。これから、待っている真実の前兆を―
















※ダブルクリック(2回タップ)してください

2024/06/17 16:57

暁月 ID:≫4pzgoH6Ttog9I
続きを執筆
小説を編集
/ 13

コメント
[3]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL