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能力屋の魔女

#11

魔女の店11 死刑囚メイラ7

嫌な汗が、ジワリと体を流れる。
今目の前にいる、死刑囚メイラは、私と同じ顔をしている。
こんなことってあるんだろうか。
「空間転移魔法、」
まずい。
驚きすぎて、油断していた。
メイラから闇の渦が迫って、そのまま飲まれるように中に吸い込まれていく。
遠くから、みんなの声が聞こえるがすぐにかき消えた。
真っ暗な闇から、光が見え外に出る。
出た場所は、城のようだった。天井にはシャンデリアがあって、床は大理石。
きらびやかな宮殿に、いつもなら見とれるところだが、どこか不気味すぎるくらいに静かで暗く淀んだ景色だった。

「ちょっと、どうなってるんですか!」
レオナルドは、叫んだ。
今目の前にいる死刑囚メイラが、さっき空間転移魔法でどこかへ行った殿下のご友人、マリアージュと同じ顔をしていたので、驚いて叫んだのだった。
それは、マリアージュの後輩こと、ミレンも同じのようで目をまんまるにしている。
「そんなこと言ってる場合じゃないぞ。」
アインハルトはリーダーらしく、今の現状を言う。
また、闇に包まれた剣がこちらに向かって飛んでくる。しかも、先ほどとは比べ物にならないほどの量がー
「ここは、天使のまつえ、愛と光の勇者ルビーナにお任せ!」
ピンクの髪を揺らして、キラリーんとピースしてから、魔法を発動した。
この、幼児向けアニメに出てくる魔法少女がそのまま出てきたようなしぐさに、一同、目が点になる。
アインハルトは、これからがとてつもなく不安になり、頭を抱えた。







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作者メッセージ

久しぶりの投稿☆

2024/07/03 19:26

暁月 ID:≫4pzgoH6Ttog9I
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