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能力屋の魔女

#10

魔女の店10 死刑囚メイラ6

転移魔法で、メイラがいたと思わしき、場所へと移動する。
移動した場所は、さっき言っていた死刑囚メイラと関与していると思われる魔王の支配地だった。
荒れ果てた場所で、かつては復興していたはずなのに、今では無残にも廃墟になっている。

死刑囚メイラが、脱獄できた理由は二つあると、アイカイックに言った。
一つ目は、魔法警察の中に[漢字]スパイ[/漢字][ふりがな]もぐら[/ふりがな]がいる。そいつがメイラを逃がした。
二つ目は、外部から、痕跡を消せるような凄腕の魔法使いが助けた。
魔王が関与していることがはっきりした今、後者と考えていいだろう。
それにしても、これは…
「誘いこまれていますね。」
銀髪の騎士、レオナルドが言った。
魔王の支配地に魔力を使って入っているから、とっくに気が付かれているのに攻撃してこない。
みな、背中を中心に向け警戒体制をとる。
「闇魔法、ダークソウル。」
静かにそれでいて殺気のこもった女の声がした。
それと同時に、真っ黒い闇に包まれた鋭い剣が飛んでくる。
しかし、それらを茶髪の男アインハルトは、すべてなぎ倒した。
どこにいる?
おそらく、攻撃いてきたのは、死刑囚メイラ。
上か?
真っ黒いマントに身を包んだ、女の姿が見える。
判断すると同時に、魔法を展開する。
「飛行魔法、」
自分の足の方に魔力を込めて、一気に飛んでいく。
「マリアージュ様」「先輩」「「えっ」」
死刑囚メイラの前まで飛ぶと、固有魔法を使おうと手を伸ばす、が、
黒いマントから見えた姿が、見間違いかと、目を疑った。
どういうこと……?
死刑囚メイラの顔は、髪や目の色こそ違うが、私の[漢字]顔[/漢字][ふりがな]・[/ふりがな]をしていた。







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2024/06/20 20:41

暁月 ID:≫4pzgoH6Ttog9I
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