文字サイズ変更

時雨が降っていた夜に

#1

__昔から、人の背中を追いかけるのが嫌いだった。
追いかけてるはずなのに、走ってるはずなのに。
あなたが歩いて、私が走って。
それがとても、世界にとっての不平等みたいで。
誰かの二番煎じになるつもりもなかったし、私はそれが嫌いだった。
__でも、思えば私の人生は、誰かを追いかけることで作られていたのかもしれない。
親を追いかけて。
人を追いかけて。
そして今、あなたを追いかけて。
そうやって、私の人生が作られていってるのかもしれない。

[水平線]
私の人生は、父親が居ない、一つの母子家庭から始まる。
物心ついたときから、周りには母しか居なかった。
周りからしたら、そんな日常は悲しくてたまらないんだろう。
だが、私からしたらそうじゃない。
初めから無いのだから、そこに悲しいという感情は湧いてこない。
ただ、一回だけ悲しいと思ったことがあった。
幼稚園の運動会だ。
みんなはお父さん、お母さんと仲良くご飯を食べている中、私は母すらも来れなかった。母親は、仕事で忙しかったのだ。
「[漢字]時雨[/漢字][ふりがな]しぐれ[/ふりがな]ちゃん、お弁当おいしい?」
「……うん」
みんなが親とワイワイしてる中、私は幼稚園の先生と一緒に居た。

悲しいけど、悲しいけど。
「がまん、しなきゃでしょ」

このボタンは廃止予定です

作者メッセージ

疲れたのでとりあえずここまで。

2024/05/06 15:10

水野志恩 ID:≫7tLEh4qnMjetA
続きを執筆
小説を編集
/ 3

この小説はコメントオフに設定されています

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL