六つの色は混ざり合う
「えーっと、そしてさ…二人は?」
部活はもう始まってるのに、まだ初兎と委譜が来ていない。
「あぁ、あの二人は委員会だってー」
「なるほど、委員会か!二人とも、同じ放送だもんね」
「そうなんですか…?」
「あ、ごめんね置いてけぼりにして!」
「いえいえ、お気になさらず…」
控えめに笑う●●さんに、内孤は「かわいー」と言う。
先輩だから、後輩に「かわいい」って思う…のか?よく分からないけど、そう思っておこう。そうじゃないと、なんか、自分がおかしくなりそうだ。
「あ、その…ちょっと良いですか?」
「●●ちゃんどうしたのー?」
「その、皆さんの演奏が聞いてみたくて。大丈夫、ですか?無理ならいいんですが…」
上目遣いで、自信なさげに●●さんがそう言う。
「おぉ、全然ええで!時間はかかるけど。まぁ、時間なんて気にせんわ!」
「うん、オッケー!」
「俺も全然いいよー。りうらは?」
「もちろん大丈夫!すぐ準備しちゃお!」
もちろんというか、むしろ、●●さんに曲を聞いてほしい、とも思ってた。
早く聞いてもらいたい、彼女の喜ぶ顔が見たい、なんて。
「皆さん、ありがとうございます!演奏すごく楽しみ…!」
「うん、よーく聞いてるんだよー?」
楽器やコードをセットして、僕らは演奏を始めた。
[水平線]
僕らが演奏してる間、●●さんは目をキラキラさせて、夢中で演奏を聞いてるように見えた。良かった、喜んでくれたみたいで。
「もう 離さないように__」
演奏が終わると、●●さんの拍手が聞こえてくる。
「皆さん、本当にすごいですね…!」
「ありがとなー●●ちゃん!」
今は、初兎と委譜がいないので、悠佑先輩がギターボーカル、僕がベースをした。まぁまぁ変なメンツでの演奏だったが、●●さんはすごく感動したみたいだ。
「ありがとうございました!」
もう一回拍手をしてくれた●●さんは、すごく純粋に笑っていた。
「そうだ、●●ちゃん!」
「ん、どうされました?依夢さん」
「●●ちゃんが軽音楽部入ったらさ、担当どうする?」
そうだ。なんか忘れてたけど、●●さんはは「部活見学」の名目でここまで来たんだ。担当を決めないと、意味がない。
「うーん…ピアノを習い事でしていて、ドラムが少し叩けるんですが…。でも、どちらもあんまり上手にできなくて。やるなら、ボーカルぐらいですかね?」
「そうやなー。一回腕前試す?キーボードとドラムの」
「そうですね、よろしくお願いします!」
部活はもう始まってるのに、まだ初兎と委譜が来ていない。
「あぁ、あの二人は委員会だってー」
「なるほど、委員会か!二人とも、同じ放送だもんね」
「そうなんですか…?」
「あ、ごめんね置いてけぼりにして!」
「いえいえ、お気になさらず…」
控えめに笑う●●さんに、内孤は「かわいー」と言う。
先輩だから、後輩に「かわいい」って思う…のか?よく分からないけど、そう思っておこう。そうじゃないと、なんか、自分がおかしくなりそうだ。
「あ、その…ちょっと良いですか?」
「●●ちゃんどうしたのー?」
「その、皆さんの演奏が聞いてみたくて。大丈夫、ですか?無理ならいいんですが…」
上目遣いで、自信なさげに●●さんがそう言う。
「おぉ、全然ええで!時間はかかるけど。まぁ、時間なんて気にせんわ!」
「うん、オッケー!」
「俺も全然いいよー。りうらは?」
「もちろん大丈夫!すぐ準備しちゃお!」
もちろんというか、むしろ、●●さんに曲を聞いてほしい、とも思ってた。
早く聞いてもらいたい、彼女の喜ぶ顔が見たい、なんて。
「皆さん、ありがとうございます!演奏すごく楽しみ…!」
「うん、よーく聞いてるんだよー?」
楽器やコードをセットして、僕らは演奏を始めた。
[水平線]
僕らが演奏してる間、●●さんは目をキラキラさせて、夢中で演奏を聞いてるように見えた。良かった、喜んでくれたみたいで。
「もう 離さないように__」
演奏が終わると、●●さんの拍手が聞こえてくる。
「皆さん、本当にすごいですね…!」
「ありがとなー●●ちゃん!」
今は、初兎と委譜がいないので、悠佑先輩がギターボーカル、僕がベースをした。まぁまぁ変なメンツでの演奏だったが、●●さんはすごく感動したみたいだ。
「ありがとうございました!」
もう一回拍手をしてくれた●●さんは、すごく純粋に笑っていた。
「そうだ、●●ちゃん!」
「ん、どうされました?依夢さん」
「●●ちゃんが軽音楽部入ったらさ、担当どうする?」
そうだ。なんか忘れてたけど、●●さんはは「部活見学」の名目でここまで来たんだ。担当を決めないと、意味がない。
「うーん…ピアノを習い事でしていて、ドラムが少し叩けるんですが…。でも、どちらもあんまり上手にできなくて。やるなら、ボーカルぐらいですかね?」
「そうやなー。一回腕前試す?キーボードとドラムの」
「そうですね、よろしくお願いします!」
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