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この小説はオリ主やオリ主と関係を持っているオリキャラが登場します。苦手な方はお気をつけください!

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ギャンブラー、あなたに賭けます。

#61

#61 変貌

最初に驚いて声を発したのは、カンタレラだった。
「バカな…!」
カンタレラは、思わず目を見開くが、あまりにも眩しい光に、目をぎゅっと細める。
そして、彼が目を細めると同時に、銀狼も言葉を発した。
「シャーレ……!」
銀狼は彼女の名前を呼ぶが、彼女は答えない。
そして数秒後、シャーレを包んでいた光は、段々と静まっていく。小さくなった光たちの中には、シャーレが居た。
「シャーレ!」
だが、[漢字]何かが違う[/漢字][ふりがな]・・・・・[/ふりがな]。シャーレ特有の不思議な雰囲気はなく、その代わりにあったのは、鋭く凛々しいものだった。
「…………」
シャーレらしきものは、静かに立っている。そして、彼女を見たカンタレラの顔は、歪んでいた。
「おい……。お前…シャーレなのか?」
彼女の顔は、無表情だった。目には、いつもあるはずの明るく純粋な雰囲気が一切存在しておらず、鋭い眼光だけがそこにあった。
「失せろ」
小さくシャーレはそう言う。声も全く違うものだった。彼女はいつも、高くて澄んだ声を出すのだが、この声はいつになく低く、聞いた者は思わず恐怖を感じてしまう。
そして、シャーレが失せろと言った次の瞬間、彼女は左ポケットから、ある物を取り出した。
「なっ………!」
「嘘でしょ…!」
カンタレラと銀狼は、目を見開き驚いた。
シャーレが取り出した物は__小さな銃だったから。

[水平線]
「うぅ……。ごめんなさい」
私は焦っていた。
彼を怒らせてしまった、どうしよう。グルグルと考えがまわる。でも、これは他の人でも大体、同じような反応をすると思う。好きな人に嫌われるなんて、本当にショックな事だから。
「あの、本当になんかあったら言って__!」
そこまで言いつつ、私は彼の方に近づく。
それがいけなかったのかもしれない。
私が履いていた靴は、ヒールが高めの靴だ。だから、とっさに足を動かすと、ヒールにあり慣れていないこともあって、思わず転んでしまう事が多い。今もそんな事が起こってしまった。
「……え?」
「……ん?」
最近知った、緊張で頬が赤くなって、目が見開いていく感覚。あの感覚が、また私の体の中に入ってくる。
私は今__彼の胸の中にいる。

このボタンは廃止予定です

作者メッセージ

長らく更新せず、本当にすみませんでした。
理由ですが、大体二つぐらいはあります。
まず、この小説へのモチベーションを見失っておりました。
放置していても、閲覧数は勝手に増えるようになりましたし(なんでだろう?)、そもそも、この数週間で、スタレ以外の界隈にとにかくハマってしまいました。
じゃあもう、書かなくてもいいんじゃないかという考えがありまして、ずっと書いておりませんでした。
あと、もう一つなのですが……。
私は、オリジナルの小説が書きたいんです。
前は二次創作の連載ばかり作っていましたが、今ではもう、オリジナルが書きたくてしょうがないんです。
二次創作であるこの作品を、書けるとは思えませんでした。
この二つの理由がありまして、しばらく更新しておりませんでした。
ですが、これからはしっかりと更新していきます。不束者ですが、これからもよろしくお願いいたします。


スタレの能力そんなよく分からないので、とりあえずよく見る過保護系のバケモンに守られる系の能力にしました。なんかこうじゃない!って感じでしたらごめんなさい……。ちょっとどうかご勘弁……。
そして、シャーレの「失せろ」はフォフォ(IN シッポ)のあれです。「全員失せろ!」の真似ですね。


登場人物
アベンチュリン
銀狼
カンタレラ
シャーレ
アレヴァーナ


2024/08/07
最後の場面(アベンチュリンとアレヴァーナのシーン)の、大幅な設定変更・加筆修正を行いました。

2024/07/17 00:27

夢野 シオン@水野志恩SS ID:≫7tLEh4qnMjetA
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《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

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