- 閲覧前にご確認ください -

この小説はオリ主が登場します。苦手な方はお気をつけください!

文字サイズ変更

ギャンブラー、あなたに賭けます。

#5

#05 合流

運が良く、ホテル前に行ってしまえば、シャーレのことはすぐに見つけられた。
「シャーレ!ごめん、遅れちゃった!」
「もう、一体どこで何してたの!」
「えっと……アベンチュリンっていう人とぶつかっちゃって…それで…とにかくごめーん!」
わざと遅れてやろうという気持ちもまぁちょっとはあったが、それでも罪悪感の方が強いので全力で謝ってみる。
だが、シャーレの表情は、私が想像していたものではなかった。
「え…アベンチュリンって、いった?」
「うん…そのさぁ…その人、かっこよくて…惚れたっていうか!もう!」
「えぇー!ちょちょ、アレヴァー!それヤバいって!」
シャーレは私の胸に両手を突き出し、顔をもぎ取れそうなほどに横に振った。
これほどに否定されるものなのか…と思えば、不安とショック、そして危機感が混ざっていく気がする。
「そんなにヤバい人とかなの?アベンチュリンさんって…」
「ヤバいも何も、あの人スターピースカンパニー所属のエリートだよ!?あんたほんとに…!」
スターピースカンパニー。
それは、宇宙規模の巨大な企業。そこのエリートと、なると…
「えぇ!!どうしよう!無礼になったかな…!」
「うーん、どうだろ…でも、あの人ここら辺ではかなり有名なギャンブラーでもあるから…無敗の最強ギャンブラー、って」
なんと。なんだか胡散臭いとは思っていたが、まさかギャンブラーだったとは。
ヤバいねぇ、どうしようねぇ、と二人で話をしていると、突然シャーレのお腹が鳴った。
「あ、ごめん。私実は今日、何も食べてなくて…」
「そうなの?じゃあ何か食べようか!」
「そうだね!お金は出さなくてもいいよ、私の奢り!あんたには、食べ物にお金を使うよりも、もっと素敵なものにお金を使ってほしいからね!」
持つべきものは友、という言葉は本当らしく、私はシャーレの奢りで晩飯を食べに行くことにした。

※ダブルクリック(2回タップ)してください

作者メッセージ

登場人物
シャーレ
アレヴァーナ

2024/05/05 00:07

夢野 シオン@水野志恩SS ID:≫7tLEh4qnMjetA
続きを執筆
小説を編集
/ 63

この小説はコメントオフに設定されています

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL