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この小説はオリ主やオリ主と関係を持っているオリキャラが登場します。苦手な方はお気をつけください!

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ギャンブラー、あなたに賭けます。

#44

#44 物音

「え…どこから音した?」
廃墟のどこかから、大きい何か__金属物が倒れるような、そんな物音がした。恐怖で咄嗟に振り返る。一体、どこからこんな音が?微振動の影響なのか?
「一階…あたりから音がしたんじゃない?」
「今二階にいるから…、下からか」
一階、正直めんどくさかった。
私が今いる廃墟は、六階建てだと見られる。私が今いるのは二階で、シャーレがいるかの確認のために、最上階まで、登らなきゃいけない…とは思う。一回引き返すのは、怖いし何よりめんどくさい。
いや、めんどくさいというか、階段が多く、普通に足が疲れるのだ。私はこの数日間で、少し重めの筋肉痛になった。そこに階段の上り下りがあるなんて、脚がいつか壊死するんじゃないか、とすら想像する。
「ねぇ、一階行かないの?」
「うーん……。でも、シャーレが居るのかもしれないか…。分かった、いきます。私に何かあったら骨は拾ってくださいね」
「う、うん…。言い方が物騒」
「にしても本当に怖い…。ちょっと銀狼さん、ちょっと面白い話とかできません?面白い、はなし」
「いや、それ困るなぁ…」
自分の中にある恐怖を紛らわすため、銀狼さんとなんでもない話をする。もちろん、下にいる人がとんでもない奴だったら危ないので、コソコソと。体感、耳打ちをする時ぐらいの声量で。
「階段…きっつ…」
階段を下りることが嫌になった時。音が再来した。
今度は金属音ではなく、大きい麻袋か何かを引きずるような…、そんな音。
正直、こんな[漢字]人気[/漢字][ふりがな]ひとけ[/ふりがな]のない廃墟というのがまず怖いし、音の種類が不穏すぎる。何かがあるんじゃないかと、探偵を気取って勘ぐってしまうぐらいだ。シャーレ、無事だといいが。
「着いた…。誰かいるのかな」
近辺を見渡してから、なるべく音を立てないように歩く。抜き足、差し足、忍び足。
「どこだー…?」
少し冷たいことを言うようだが、私は、すでに帰りたい。今は疲れているのだ。
だが、そうとも言ってられない状況になるまで、時間はかからなかった。
「…アレヴァー!!」

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作者メッセージ

改めて、皆様へお話です。
最近、話が短めになったり、話の展開が雑になってしまっています。本当に申し訳ありません。私生活が多忙でして、とにかく毎日更新を……と思うと、雑になってしまうのです。
金土日は余裕を持って執筆をするので、投稿時間はあまり変わらないかもしれませんが、比較的きれいな、表現多めの文章が書けると思います。
そして改めて、こんな小説を読んでいただき、ありがとうございます。これからも、皆様への感謝を忘れず、地道に執筆してまいります。よろしくお願いいたしします。


そういえば、番外編を出そうと思っています。たまにはすごく平和なお話が書きたい。多分いつか書きます。お楽しみ?に。


あと、スタレで雲璃と椒丘実装ですね!どっちもすごく見た目が良かった!今度、二人の小説を書こうかと思っています。まぁでも、とりあえず二人の口調とか確定するまで、気長に待ちます…!書ける日が楽しみです!


登場人物
銀狼
アレヴァーナ

????(不明)

2024/06/07 23:41

夢野 シオン@水野志恩SS ID:≫7tLEh4qnMjetA
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