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この小説はオリ主やオリ主と関係を持っているオリキャラが登場します。苦手な方はお気をつけください!

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二次創作
ギャンブラー、あなたに賭けます。

#42

#42 手段

「シャーレ!どうしたの!」
焦りながら、私は電話を何回もかけ直した。だが、彼女がその発信に応える事はなかった。じんわりと、時間をかけて冷や汗が出てくる。
「ど、どうしよう…。何をすればいいの…」
奥歯の震えを抑えながら、数十秒ほど熟考してみる。
「……あ、そうだ!分かったぁ!よしすぐしよう!そうしよう!」
途端に、良い手段が思いついた。これだったら、多分すぐに見つけられるだろう。
「あー良かった、あの時連絡先を入れてくれて…」

[水平線]
私が考え導き出した答え。それは単純なことだった。
『銀狼さん、助けてください!シャーレが!』
『今度は何?』
『シャーレが意味深な電話残して音信不通なんです!』
『あんたら二人、本当に不幸に愛されてる』
そう。私を助けてくれたように、銀狼さんならシャーレを助けてくれると、そう思ったのだ。
手段の見つけ方としては、私の時はどうしてくれたんだっけ、と考えただけである。多分、今考えていなくても、こういう結果にはなっていたんだろう。早かったというだけで。
『愛されたくない…。お願いします!助けてください!お力を!』
『しょうがないなぁ。今からボイチャ繋いで会議だよ』
『はい!』
銀狼さんは、なんだかんだ言って優しい人だ。優しいというか、暇つぶし感覚なのかもしれないが…。
『そういえば、アレヴァーナ』
『はい、どうしました?』
『シャーレとは、どういう関係なの?ずっと気になってたけど』
『あー…。今度話します!とにかく今は探しましょ!』
『うーん、そっか。今度聞かせてね』
一旦会話を終わらせて、私は「んー」と言い、天井を見た。
__別に、シャーレとの関係ぐらい、隠すことでもないのだ。
だけど、それを話すと、セットで私の家庭について話すことになる。
それが、ただ嫌だったのだ。

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作者メッセージ

今日短めです。


登場人物
銀狼
アレヴァーナ

2024/06/05 23:18

夢野 シオン@水野志恩SS ID:≫7tLEh4qnMjetA
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