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この小説はオリ主やオリ主と関係を持っているオリキャラが登場します。苦手な方はお気をつけください!

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ギャンブラー、あなたに賭けます。

#41

#41 一難

それから私は、アベンチュリンさんと、こまごまと連絡を取り合っていた。
彼からの返信は、別に素っ気ないこともなかった。あれから話していると、普通に楽しいものだった。
「ふふ、面白い話するなぁ…」
メールを見て笑う事も、よくあった。話が面白くて笑うだけでなく、好きで好きでたまらなくて笑うこともあった。むしろ、そっちの笑いの方が、多いような気もする。
メールを楽しんでいた時。
「あれ、電話じゃん…、シャーレから?なんでだろう…」
その着信は、シャーレからのものだった。
「電話があまり好き」と、前に言っていた彼女が、どうして急に電話なんかしてきたのだろうか。もしかして、またあの花火が?
不思議に思いながら、とりあえず電話に出てみる。なに、仮にあの女だったとしても、すぐに電話を切って、どこか遠くに逃げてしまえばいいのだ。シャーレのオフィスなんかは、警備も万全だし。電話番号なんかは、スマホを買い替えてしまえばいい。
一応の安全策を頭の片隅ぐらいに置きながら、私は電話に出た。
「はーい。シャーレ、どうしたの?」
開口一番の勢いで、なんの用かと問いかける。
「…ヴァー……て…」
「なんて?聞こえない!電波悪いの?」
「アレ……たす………ねぇ!」
シャーレの電話は、すごく電波が悪いのか、音声が途切れ途切れだった。何を言っているのか、全く分からない。
「……たすっ……けて!」
「え?」
彼女の声がはっきり聞こえた時、この電話は途切れた。
「…シャーレ…?」
間違いなく、間違いなく。彼女が最後に放った言葉は…。
「助けてって…どういう、こと?」

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作者メッセージ

オリジナル作品「星はまたたき、彼らは歌う。」と、文豪ストレイドッグスという作品の二次創作「もーどーけんじゃありません!」を公開しました(二次創作に関しては、今のところNOVEL CAKEだけです)。
ぜひ、お読みくださると嬉しいです。


さてさて、急展開ですね。シャーレはどうなってしまったのでしょうか。この前はアレヴァーナがピンチでしたが、今度は逆ですね。アレヴァーナが助ける番です。どうなってしまうのでしょう…。
あ、ちなみに、これで次にシャーレ助けたら物語終わり、というではないです!まだ全然続きます!アレヴァーナの親とか、シャーレの生い立ちとか、花火とアレヴァーナか、アベンチュリンさんとアレヴァーナか…まだ色々、書かなきゃいけない事はありますし。


登場人物
シャーレ
アレヴァーナ

2024/06/04 23:40

夢野 シオン@水野志恩SS ID:≫7tLEh4qnMjetA
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