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この小説はオリ主やオリ主と関係を持っているオリキャラが登場します。苦手な方はお気をつけください!

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ギャンブラー、あなたに賭けます。

#4

#04 瞬間

「どこだ…、シャーレどこにいるのさ…」
走るのに疲れ、シャーレに連絡したあとは早歩きをしている。
白髪青目じゃ全く分からないので、シャーレに自撮り写真を求めてみたら、かなりの美少女だったので、ちょっと遅れてやろうという気持ちもあった。
「どこだ…、どこ…、はぁ…」
まさかピノコニーに来て数時間で、友人を顔色を悪くして探す羽目になるとは思わなかった。これはさすがに失態だ。
通行人をヨロヨロと交わしながら歩いていた、その時。
「あっ!」
「おっと」
ある一人の男性とぶつかってしまい、私は盛大に尻もちをついて転けた。荷物が落ちる。
「いて…」
「すまない、怪我はないかい、お嬢さん?あぁいや、それよりも荷物の心配かな?」
下を見ていた頭を、声を発したであろう男性の方に向ける。
「…!」
「ん…どうしたんだい?」
[漢字]蠱惑的[/漢字][ふりがな]こわくてき[/ふりがな]な紫色の瞳。ピノコニーの上空に輝く、星のように綺麗な髪色。
彼を認識した途端、自分の頬が、上気する感覚を覚えていく。
「あ…」
私は、あっけなく「一目惚れ」という名の初恋を知った。
「やっぱり、どこかに怪我が…?」
「あぁいや!大丈夫です!怪我はないです!荷物も自分で拾うので!こちらこそすみませんでした!」
「あぁ、そうかい?それなら良いが…」
彼は少しだけ疑問を浮かべたような顔をして、私に背を向ける。私はせっせと、荷物をスーツケースに入れる。
あれ、てか待って、名前だけは流石に知りたい__!
「あの!でもちょっと待ってください!」
荷物はすべて入れ終えたので、彼の近くまでスーツケースを持ち駆け寄る。
「なんだい?」
「名前、教えてもらっていいですか!」
自身から発せられるほぼすべての言葉に、感嘆符がつく勢いだった。
「僕の名前はアベンチュリン。ぶつかってしまって悪かったね、お嬢さん。僕は急いでいるから。また会った時はよろしくね、それじゃあ」
彼は私に軽く手を振り、どこかに行ってしまった。
「…はぁ」
彼が格好良すぎて、思わずため息が出てしまう。
「また、会えないかな」

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作者メッセージ

登場人物
アベンチュリン
シャーレ
アレヴァーナ

2024/05/04 23:35

夢野 シオン@水野志恩SS ID:≫7tLEh4qnMjetA
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