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この小説はオリ主やオリ主と関係を持っているオリキャラが登場します。苦手な方はお気をつけください!

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ギャンブラー、あなたに賭けます。

#38

#38 帰還

「さて、これからどうする?」
「怖いから、ホテル・レバリーでゆっくりしてるよ」
「今日も観光できなかったね…」
「いつかできるよ」
昼下がり。やけに情緒を揺さぶる光景で、なんだか昔を思い出す。
「にしても、銀狼さん帰っちゃったねー」
「そうだね」
「帰ったらアベンチュリンさんにメールするんでしょ?」
「う、うん…」
「あ、アレヴァー照れてる?ねぇ照れてる?」
「照れてないし!」
こんな会話をしながら、なにか無いかと無意味に街を練り歩く。さっきまでの不安なんて忘れて、安寧が取り戻されたみたいだ。
「…あ、仕事が入った!じゃあアレヴァー、また会おう!」
「うん。また明日!」
明日までの別れを告げれば、シャーレは自身のオフィスへと歩いていった。
「はぁ…」

[水平線]
「久しぶりのレバリー…」
部屋に戻れば、そこには綺麗になったような内装が私を待っていた。
「疲れた…」
はぁ、とため息を付いて、ソファに座る。ぐったりとしていると、スマホアプリの通知が来た。聞き覚えのある、いつものメールアプリだ。
「あ、アベンチュリンさんだ…!」
送信相手を想像すると、一気に疲れがなくなったような気がする。
恐る恐るスマホを見ると、そこには
『送信相手:銀狼』
の文字があった。
「あれ、銀狼さんか…」
__別に、別にショックなわけではない。そんなこと思ってしまったら、銀狼さんに失礼だ。恩を仇で返すようなものだろう。
ただ、ほんのちょっと、相手が違ったというだけだ。銀狼さんからのメールでも、メールを頂いただけで嬉しい。
「あれ、でも確か連絡先入れてなかった…。あぁ、あの時」
そういえば、私は銀狼さんからスマホをもらった。多分その時ぐらいに、銀狼さんがこっそり連絡先を入れたのだろう。
「一言ことわってくれればいいのに…」
そう思いながらメールを開くと、一言
『さっきは帰ってごめん 今からゲームしない?』
「あー、ゲームか…」
かなりあっさりとしたメールだった。ゲームは迷ったが、アベンチュリンさんにメールを送ることもあるし、何より疲れていて、ゲームどころではない。今はやめて、今度しよう。
『ありがとうございます、でもごめんなさい、今できなくて…。また今度しましょう!』
『分かった じゃあまた今度』
彼女のメールを見てから、少し息をつき、私はアベンチュリンさんとのメール画面を開いた__。

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作者メッセージ

閲覧数、あと6人で悪魔の数字ですね。いぇーい。


登場人物
アベンチュリン
銀狼
シャーレ
アレヴァーナ

2024/06/01 21:11

夢野 シオン@水野志恩SS ID:≫7tLEh4qnMjetA
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