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この小説はオリ主やオリ主と関係を持っているオリキャラが登場します。苦手な方はお気をつけください!

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ギャンブラー、あなたに賭けます。

#33

#33 要請

「これ、シャーレから届いてね。それで」
銀狼さんがそう言って見せてきたのは、銀狼さん自身のスマートフォンだった。
スマホの画面には、銀狼さんとシャーレのチャット画面が写っている。
『銀狼!助けて、力を借して』
『急に何?どうしたの』
『アレヴァーが居なくなった!多分、誰かに誘拐されてるんだと…。お願い!どうか犯人を捕まえて!』
『めんどくさい』
『めっちゃ楽しいよ』
『じゃあやる。情報教えて』
それは、私にどう反応してほしいのか分からない、微妙なチャットだった。
「えーっと…?」
「私が、こう連絡したわけ」
「なんで銀狼さんに?」
「すごい人って前に聞いたから」
すごい人、ってどういう意味なんだろう。
そういえばさっきも、シャーレは銀狼さんのことを褒めちぎっていた。冗談かと思っていたが、ここまでの銀狼さんの活躍ぶりをみるに、本当にすごい人なのか…?
「えーっと…、銀狼さん。あなたって、何をしてるんでしょうか」
「うーん、言えないけど…。まぁ、世界に関わる仕事だと思っといて」
普通の人に言われたら、この言葉の信憑性なんてなかっただろう。
だが、銀狼さんの言葉には、独特で、特有の重みがあった。信じない事が、あまりできなかった。
「…そうですか」
一回コーヒーを飲んでから、話をしようと思ったら、店のドアが開く音がした。そして、聞き覚えのある声も、聞こえた。
「あ…!」
「ん、どうしたの」
銀狼さんが、頭に疑問符でも浮かんでそうな顔をして、わざとらしそうに首を傾げていた。
「あぁいや、なに、なにも?」
「あ、アベンチュリンさんじゃん!せっかくなら、行ってくれば?」
「いやいや!流石に…」
シャーレは、来た人がアベンチュリンさんだと言うことに、いち早く気づいていた。私は、彼に会いに行こうかと悩んだ。
本当は行きたいが、どうしよう、今行ったらなんか、偶然を装ってる?みたいに思われるかも…!

__あ、そうだ。
「銀狼さん、私のスマホあります?」
「あぁ、これ?」
銀狼さんは懐から、花火さんから取ったであろう私のスマートフォンを差し出した。
「ありがとうございます!」
私はすぐにメールアプリを開き、彼に連絡した。
『アベンチュリンさん、こんにちは。もしかしてなんですけど、今■■■にいます?私もいるんですけど、もし同じだったら、少し顔を合わせませんか?』
早めにメール文を書いて、素早く送信した。返信が来たのは、二分後。
『居るよ。君もここいたんだ、じゃあ会おう』
『はい!じゃあ、入口辺りに』
席を立ちながら、銀狼さんとシャーレに言った。
「じゃあ行ってくるね、すぐ戻れるとは思うから、待ってて」
「オーケー!」
「分かった」

このボタンは廃止予定です

作者メッセージ

今日の終わりはぶった切りです。


■■■は、ただ伏せ字にしているだけです。カフェの店名ではありません。別に、店名が思いつかなかったとかじゃないんですからね?


そういえば、もう閲覧数500ですね。ここまであっという間でした、ありがたい。
このまま閲覧数1000までいくまで、頑張ってみようと思います。これからも、よろしくお願いしますね。


登場人物
アベンチュリン
銀狼
シャーレ
アレヴァーナ

2024/05/28 23:31

夢野 シオン@水野志恩SS ID:≫7tLEh4qnMjetA
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