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この小説はオリ主やオリ主と関係を持っているオリキャラが登場します。苦手な方はお気をつけください!

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ギャンブラー、あなたに賭けます。

#28

#28 絶念

「__あいつ、なの?」
シャーレは考えていた。花火が自身の親友を誘拐したという可能性が、どれぐらい高いのかを。
「前に私達を見たのが理由…?理由としては薄い気もするけど…、でも、ここまでの事ができる動機と手段があるのは、多分彼女しかいない…。アレヴァーナを襲う男だなんて、この街にいるわけないし」
ピノコニーで街中にいる一人の少女を襲う男なんて、まず居ない。
シャーレはそう考え、そこから自分の意見をふくらませていった。
「うぅ……。アレヴァー…!!」
思考していく度、シャーレの脳は不安と焦りに侵されていく。
もし、アレヴァーナが命を落とすような事態になったら。
そうなった時、後悔し自責の念に駆られるのは、紛れもない、シャーレであった。
「…もし、花火だったとして…。私は、どうすればいい?考えろ、考えろ。シャルロット・オリヴァンス!」
必死に頭を抱えるシャーレの中に、一つの方程式が浮かんできた。
「そうだ、そうだ!"あの子"が居れば!」

[水平線]
「アレヴァーナちゃん!お昼持ってきたよー!」
「はい……」
「ほら、はいあーん!…いい子だねー」
「……」
静かに咀嚼をして飲み込めば、花火さんはすぐに褒めてきた。嬉しいのか、気持ち悪いのか、よく分からない気持ちになる。
「ねぇねぇ、アレヴァーナちゃん。食べ終わったらお風呂ね!」
__正直、少しだけチャンスだと、そう思った。希望が見えた気がしたのだ。
だが、私の希望は一瞬にして打ち砕かれ、感情は絶望に変わった。
「もちろん、花火と一緒に、ね?そうしないとアレヴァーナちゃん、逃げちゃうでしょー?お見通しなんだからー!」
せっかく、逃げられると思ったのに。一瞬そう思った。
だが、それを顔や言葉にして出すことはしない。そうしたら最後、私はこの少女に命を奪われてしまう。
「ご飯、美味しい?」
「……はい」

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作者メッセージ

「カリスマ」という作品の本橋依央利というキャラの二次創作小説「おやすみ奴隷さん」を書きました。もしよろしければ、お読みいただけると嬉しいです。


そういえば、スタレのブートヒル、ついに実装来ましたね!早速キャラPV視聴したのですが、アベンチュリンが優雅に座ってて、もうそれだけでも凄く驚いちゃって、登場してくれただけで、凄く嬉しかったです…!ブートヒルも、まさかのギザ歯…!って感じで、とても驚きました!ブートヒル本当にかっこいい…ブートヒルの小説も書きますかね?


登場人物
花火
シャーレ
アレヴァーナ

2024/05/24 21:32

夢野 シオン@水野志恩SS ID:≫7tLEh4qnMjetA
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